家電
空気清浄機
2022/3/4 18:25

ひとり暮らしの空気清浄機はどれがいい? プロが教える選び方の3大ポイント&オススメモデル3選

花粉が飛ぶ季節になりました。この春にひとり暮らしを始める人も、自宅にいるときだけでも花粉にわずらわされずに暮らしたいですよね。そんな願いを叶えてくれるのが、花粉をパワフルに吸引してくれる空気清浄機。空気清浄機=ファミリー層というイメージがありますが、実はひとり暮らしにも適したモデルも多くラインナップされています。そこで今回は、ひとり暮らし向け空気清浄機の選び方のポイントと、おすすめの3モデルをご紹介します!

私が教えます!

IT・家電ライター 河原塚英信

デジタル系トレンド情報誌の編集者を経て、フリーランスの編集ライターへ。生活家電やAV機器など家電・デジタルアイテムから、SNSなどのサービスまで、デジタル関連を中心に幅広くカバーする。

 

ひとり暮らしが空気清浄機を選ぶ3つのポイント】

その1 コンパクトですっきりしたデザインのものを選ぶ

ひとり暮らしは、部屋のスペースが限られているのが当たり前。生活空間を圧迫しないよう、できるだけコンパクトなモデルを選びましょう。サイドテーブルとしても使えるなど、スペースを有効活用できるモデルや、圧迫感を軽減するすっきりとしたデザインのモデルもオススメ。ラインナップが限られますが、壁掛けできるものを選択するのもアリです。

 

その2 手入れがラクな単機能タイプを選ぶ

一般的な空気清浄機のメンテナンスは、数週間に一度のフィルターの掃除と、半年〜数年に一度のフィルター交換(買い替え)が主となります。一方で、加湿機能を搭載しているモデルは、これに加えて水タンクやフィルターなど、水回りのパーツも手入れする必要があります。メンテナンスを怠ると雑菌が繁殖して悪臭が発生することも。家事を分担できないひとり暮らしで、お手入れに時間をかけたくないという方は、加湿機能のない単機能タイプを選ぶのがオススメです。

 

その3 適用床面積は部屋の広さより少し大きいものがオススメ

空気清浄機は、製品仕様の「適用床面積(適用畳数)」を目安にして選びましょう。こちらは日本電機工業会で定められた基準に基づく数値で、規定の空気の汚れを30 分で清浄できる部屋の広さを示したもの。この数値と使用する部屋の広さを合わせるのが基本です。ただし、空気清浄機は“大は小を兼ねる”生活家電。適用床面積が大きいほど空気清浄スピードが速くなるので、実際の部屋より少し大きめの適用床面積のモデルを選ぶと、より効果を実感しやすいです。

 

ひとり暮らしにオススメの3モデル

その1 360度から空気を吸い込むコンパクトさが際立つモデル

シャープ

プラズマクラスター空気清浄機 FU-PC01

実売価格2万1780円(税込・以下同)

適用畳数が6畳のコンパクトな空気清浄機。360度から空気を吸い込む小型円柱型構造を採用し、デスクトップやベッドサイドなど様々な場所で使いやすい。ホコリやニオイを除去する「集じん・脱臭一体型フィルター」を搭載するほか、浮遊した花粉アレル物質やウイルスの作用を抑える「プラズマクラスターイオン」を放出する。

SPEC●消費電力:3~20W●サイズ/質量:直径190×高さ330mm/約2kg●適用床面積:6畳

【IT・家電ライター 河原塚英信のオススメコメント】

コンパクトさを重視して選ぶのならこのモデル。ただし適用床面積が6畳と広くはないので、即効性は期待できません。空気清浄機全般に言えることですが、部屋で過ごしているときはもちろん、留守中にも常に稼働させておきましょう。また、本体の重さが約2kgと軽く持ち運びやすいのも魅力で、リビングと寝室が違う場合は、就寝時には寝室へ持っていくといった使い方も可能です。

 

その2 サイドテーブルとして使えてインテリアに調和する

ブルーエア

Blueair DustMagnet

実売価格6万2700円〜

耐荷重10kgのテーブルトップを備え、サイドテーブルとしても使える空気清浄機。本体上部に加え、底面から空気を吸引。ホコリや花粉が床に落ちる前に、プラスに帯電したプレフィルターに引き寄せ、磁石のように強力に吸着させる「DustMagnetテクノロジー」を搭載する。さらに粒子フィルターと活性炭フィルターを組み合わせたコンボフィルターにより、空気中のガス、ニオイ、煙、VOC(揮発性有機化合物)や化学物質を除去する。

SPEC(DustMagnet 5210iの場合)●消費電力:5~22W●サイズ/質量:幅230×奥行230×高さ520mm/約4.5kg●適用床面積:18畳(推奨フロア面積は12畳)

【IT・家電ライター 河原塚英信のオススメコメント】

設置スペースが幅230×奥行230mmとコンパクトなうえ、本体の天面をテーブルとして使えます。さすがに食事ができるほど広くはありませんが、リモコンやスマートフォンを置いておくのに便利です。空気清浄機能付きのサイドテーブルだと思えば、この価格も納得しやすいはず。脚付き(レッグパーツ)の家具のようなデザインで、インテリアにも調和しやすいですよ。

 

その3 UV-Cライト搭載でウイルス対策もバッチリ

エレクトロラックス

Flow A3 UV

実売価格3万4870円

360度の全方位から空気を吸い込み、キレイにした空気を本体上部からスパイラル状に送り出すことで、部屋の隅々まで清潔な空気を循環させる。メッシュフィルターや抗菌層、HEPA13フィルター、活性炭フィルターで構成される高機能フィルターを搭載。ウイルスのほかPM2.5やペット臭、タバコ臭なども除去でき、フィルターに付着したウイルスを、1分間で99.9%不活化するUV-Cライトを備える。

SPEC●消費電力:20W●サイズ/質量:直径240×高さ380mm/約2.8kg●適用床面積:15.4畳

【IT・家電ライター 河原塚英信のオススメコメント】

高機能フィルターに加えてUV-Cライトの搭載で、ホコリやニオイの除去のほか、ウイルスの不活化も期待できます。コンパクトでもパワフルな空気清浄機能を求める欲張りな方にぴったり。円筒型の本体シルエットと北欧ならではの優しいカラーリングで、広くない部屋に置いても圧迫感が抑えられます。このほか、エレクトロラックスでは壁掛けできるモデル「Well A7」(実売価格2万1780円)も用意しているので、こちらも注目してみてください。