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空気清浄機
2021/5/31 18:30

壁掛けも抜群にオシャレ! 「空気清浄機はデザイン」と改めて感じたエレクトロラックス「Well A7」使用レポート

コロナ禍で空気清浄機を新たに購入したり、買い替えたりした人も多いのではないでしょうか。「寝室や子ども部屋、テレワーク用の書斎にも1台欲しい」などと、追加購入を考えている人がいるかもしれません。でも、狭い部屋だと置き場所がないし、せっかくのインテリアのイメージが壊れそう……なんて懸念を抱く人も多いのでは?

 

デザインと性能を両立したエレクトロラックスの新モデル

そんな方におすすめの空気清浄機を紹介します。スウェーデンの家電メーカー、エレクトロラックスの空気清浄機「Well A7」(実売価格5万2800円・税込)です。

↑従来の空気清浄機のイメージとは異なるボード型の「Well A7」。サイズはW579×D213×H480mmで、適用畳数は約25畳

 

エレクトロラックスといえば性能はもちろん、北欧発ならではのスタイリッシュなデザインが人気。日本では、おしゃれなコードレススティック掃除機で知られていますが、空気清浄機も2019年に発売された「Pure A9」のファブリック調の質感やタワー型フォルム、インテリアになじむカラーで人気となっています。

↑参考までに、こちらが我が家で愛用する「Pure A9」(実売価格6万5780円・税込)。適用畳数約54畳のパワフルな吸引力で、家族が過ごすリビングをキレイにしてくれています

 

さて、今回使用した「Well A7」は、2021年2月に発売された新モデル。エレクトロラックスらしさはそのままに、フォルムをボード型にすることで、設置スペースがない個室にもスッキリ置けるサイズ感を実現しました。しかもこのモデル、壁掛けまでできちゃうんです。

 

外見はファブリック調フロントパネルに、革製の取っ手と、一見するとバッグのようにも見え、家電っぽさは一切ありません。とはいえ、おしゃれながら高性能なのがエレクトロラックスの持ち味。フロントパネルを外してみると、3枚のフィルターが現れました。

↑奥から順に、活性炭フィルター、HEPA13フィルター、メッシュフィルター

 

フィルターはそれぞれ、以下の役割を果たしています。

・活性炭フィルター……生活臭や有害ガスをキャッチ

・HEPA13フィルター……ハウスダストや花粉、PM2.5など粒径0.3μmの粒子を99.97%キャッチ

・メッシュフィルター……粒子の大きなホコリなどをキャッチ

 

しかもHEPA13フィルターは、集じんした菌の能力を抑える抗菌層になっているほか、イオンを発生させ、空気中の粒子を大きな塊にしてフィルターで集じん。これにより、「ウイルスを99.98%除去」し、「細菌の能力を99.99%抑える」ことが可能だといいます。スリムでも高性能なことがわかります。

 

空気の流れとしては、フロントパネルの周囲のすき間360度から空気を吸い込み、各フィルターを通過して、キレイになった空気を上部から放出。8畳の部屋を約11.5分でキレイにしてくれます。コンパクトなサイズながら、この浄化スピードはうれしいですね。

↑天面に大きな吹出口を設けており、キレイな空気を吹き出します

 

インテリアになじみやすく、壁掛けすれば省スペース

さっそく筆者の事務所の一室に置いてみました。6畳とあまり広くない部屋なので、空気清浄機を1台置くと存在感が出てしまいそうですが、このWell A7は? ……やはり空気清浄機には見えません。ボード型なので、壁の近くに置きやすく、ソファやラグ、カーテンなどのファブリックにもマッチしました。

↑スリムなので壁側に置くと、インテリアの一部としてなじんでくれます

 

もともと筆者の事務所はグレー系のファブリックが多いので、最初からあったかのようにマッチ。このほか、スタイリッシュな空間にも、フェミニンな空間にも合わせやすいでしょう。

 

なお、持ち運びやすい設計も特徴です。上部にはレザー調のハンドルがあり、背面のくぼみで製品をしっかりとホールドして持ち運ぶことが可能。しかも、先述の通り壁にかけて使うこともできます。設置時は、壁にフックを取り付ける必要がありますが、あとは背面にあるくぼみに引っ掛けるだけなので、簡単に設置できました。おお、これは画期的! 置き場所を取らないだけでなく、掃除もラクになります。ロボット掃除機を使っている人なら、障害物が減らせるのもうれしいポイントではないでしょうか。

↑壁掛けならさらに省スペース! もう置き場所に悩む必要がありません

 

ちなみにWell A7は、筆者が試用したライトグレーのほか、より黒に近いダークグレーもあります。さらに、色違いのファブリックカバーやウッドレッグ、ハンドルを同梱したセット「Decor Kit」(別売・税込1万2800円)を用意すれば、よりイメージに近いコーディネートを楽しむこともできます。

↑本体カラーは、ライトグレー(左)とダークグレー(右)の2色展開

 

↑「Decor Kit」の使用例。フロントパネルにカバーをかければ、雰囲気がガラリと変わります。カラーは、ソフトバーチ(左)とノルディックフォレスト(右)の2色

 

 

空気の状態をスマホで確認できるので安心

さて、空気清浄機というと、「部屋の空気がきちんとキレイになっているかわかりにくい」のが導入時のネックになりますよね。明らかに部屋の空気がほこりっぽいとか、ニオイが気になる場合は別ですが、何しろ空気の汚れは目に見えないため、効果を感じにくいのです。

 

そんなわかりにくさを払拭してくれるのが、Wi-Fiと連携することで使えるスマートフォン専用アプリ「Electrolux Wellbeing」。これを使えば、空気清浄機の操作ができるだけでなく、部屋の空気の状態を数値で確認することができるのです。

↑アプリを開くと、「PM2.5」は2μg /m3で、「きれい」と表示されています

 

↑PM2.5、PM1、PM10、TVOC(総揮発性有機化合物量)、湿度、温度が表示され、部屋の空気の状態がひとめでわかります

 

設置してしばらくはPM2.5が4μg /m3だったのですが、2μg /m3に減っていたので、効果が出ているようです。こうして見ると、Well A7が常に部屋をキレイにキープしていることがわかりますね。これなら在宅中はもちろん、外出時に家の様子がわかって安心。もし空気が汚れているようなら、アプリ操作で運転を少し強くしておけば、空気がキレイな部屋に帰宅できますね。

 

運転モードは主に、「SMART」と「MANUAL」の2種類。「SMART」はいわゆる自動モードで、センサーが空気の状態を検知し、運転モードやファンのスピードを自動でコントロールしてくれます。空気の汚れは目に見えないため、基本的にはセンサーにお任せするのが安心です。

 

ちなみに静音性が高いのも、Well A7のメリット。センサーが汚れやニオイを検知するとファンのスピードは上がりますが、通常時は運転しているのを忘れるほど静かです。実際、「MANUAL」モードの最小レベルで運転してみましたが、個人の体感としては耳をすませても運転音は聞こえません。これなら睡眠時も安心して使えますね。

↑モードの切り替えは、本体天面にある操作パネルでも操作できます。軽くタッチするだけで操作できるところもスマート!

 

なお、日常的にお手入れしたいのは、吸気口付近のホコリの除去やメッシュフィルターの水洗い。それ以外のフィルターはアプリが寿命をモニターし、寿命が残り5%になると通知されるので、新しいものと交換します。寿命の目安はHEPA13フィルターが約1年、活性炭フィルターが約6か月。ランニングコストはかかりますが、「交換することで空気清浄性能が維持できる」と考えれば、必要経費と言っていいかもしれません。

 

北欧らしいカラーリングなら「Flow A4」もオススメ

ちなみに、エレクトロラックスはWell A7と同じタイミングで、4色のカラーバリエーションを用意した空気清浄機「Flow A4」(実売価格3万9800円・税込)を発売。こちらはファブリック調とは違った北欧らしいカラーリングで、やはりインテリアのひとつとして置きたくなるデザインです。

↑カラーは左から、ライトグレー、ピンク、グリーン、ブルー

 

サイズは、Well A7に比べると高さがあるため大きく感じますが、適用床面積も32畳と広め。円柱形で設置スペースも取らないので、リビングはもちろん寝室や個室にもスッキリ置けそうです。

↑Flow A4を実際に置いてみました。空気清浄機としては珍しいですが、インテリアとして、思い切ってグリーンのモデルを置くのもいいですね

 

空気清浄機はデザインにこだわって選ぶべき

Well A7をはじめ、エレクトロラックスの空気清浄機を使ってみて改めて思ったのは、「空気清浄機は、デザインにもこだわって選びたい!」ということ。24時間365日部屋に出しっぱなしになることを考えれば、もはやインテリアの一部。性能さえよければいいとは言っていられません。特に狭い部屋になればなるほど、その存在感は大きくなるため、デザインが重要になってきます。これから空気清浄機の購入を検討している方は、ぜひお気に入りのデザインを追求してみてください。

 

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