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2023/3/17 20:30

粉から作るパスタ・餃子はやっぱり違う! 1台7役のレコルト「フードプロセッサー コンボ」で「自家製」の沼が見えた

フードプロセッサーの大ヒット製品「カプセルカッター ボンヌ」で有名なrécolte(レコルト)が、最新型の「フードプロセッサー コンボ」を発売しました。「フードプロセッサー コンボ」の独自性は大きく2点。約1000mlの大容量であることと、2種類のボウルと3種類のアタッチメントによりバリエーション豊富な料理が作れること。1台で、刻む・混ぜる・練る・つぶす・砕く・泡立てる・こねるの7役をこなします。実際にどのように役立つのか、インプレッションレビューで紹介していきます!

↑「フードプロセッサー コンボ」。カラバリはクリームホワイトのみで、実売価格は9900円(税込)。サイズ(約)は幅17.0×奥行17.0×高さ23.5cm、質量1.4kg

 

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1台7役の多機能で大容量なプロセッサー

まずは、本製品のパーツを見ていきましょう。ボウルは一般的なクリアボウルとステンレスボウルの2種類が付属。ステンレスボウルは肉や魚や油類など、ニオイ移りや色移りが気になる素材にオススメです。

↑変形A4サイズの雑誌「GetNavi」との比較。7役にしてはかなりコンパクトです。ボウルは中央がクリアボウルで、右がステンレスボウル。ステンレスボウルの上にのっているのが後述するアタッチメント

 

↑27のレシピがのった、全42ページの専用レシピブック(左端)なども付属

 

そしてアタッチメントは一般的なブレード(刃)のほか、泡立てパーツとこねパーツの3種類が付属。泡立てパーツは生クリームの泡立てやメレンゲ作りに、こねパーツはパンやパスタなどの生地をこねるときに活躍します。

↑「フードプロセッサー コンボ」の本体動作に関しては、天面のスイッチを押すだけのカンタン操作

 

今回は、生クリームからのバター作り、そして手打ちでパスタから作る明太フェットチーネに挑戦。さらに、自家製生地を作り、豚肉を挽くところから始める餃子にもトライしました。

↑餃子は皮もタネも、専用レシピブックの内容を完全再現

 

生クリームからバターが作れる

まずは専用レシピを見ながら、生クリームから自家製バターを作っていきます。クリアボウルに泡立てパーツを取り付け、生クリームを入れたら本体にセット。スイッチを押し、中身の硬さを確認しながら作れます。スイッチを押してから20秒ほどで、ぽってりとしたホイップクリームになりました。

↑生クリームは乳脂肪分が高めのタイプを使いましょう

 

生クリームは振ったり撹拌(かくはん)したりすることで、脂肪分が分離します。先述のホイップクリームをさらに2分ほど撹拌すると、しっかり脂肪分が分離してバターとなりました。

↑ものの数秒でホイップ状に。なお、人力で生クリームを泡立てる際には氷水で冷やしながらかき混ぜますが、本機ならその必要はありません

 

↑さらに撹拌すると、個体(バター)と液体(バターミルク)に分かれました

 

分離したバターは水分をしっかり切って保存容器に保存します。なお、このように自家製で作るメリットとして、塩分を好きな量に調整できる点があります。また、半分は無塩、もう半分は有塩といった形に作り分けも可能。今回は無塩で作りました。

↑自家製ケーキなどを作る際、「生クリームがいつも余ってしまう」という人も、バターに加工できれば助かるはず

 

このバターの味をトーストにのせてチェック。バターのミルキーなコクとパンの香ばしさがマッチしておいしかったです。

↑自家製バターはポロポロと細かいかたまりになるものの、そのぶん少量ずつ使いやすいかも

ものの数分で粉からパスタの生地が完成

お次は本機でパスタ生地をこねて、手打ち麺を作ります。こちらはこねパーツをセットしたボウルに、強力粉と全卵、塩、オリーブオイル、水をイン。本体天面のボタンをプッシュ→休止を繰り返すと、計3分30秒程度でまとまりました。非常にスピーディです!

↑どんどんまとまって、しっとりなめらかな生地に

 

↑フタを外すとこのような感じ。なお、手打ちパスタの分量や本機の手順は、専用レシピブックにのっています

 

でき上がった生地はひとまとめにしてラップで包み、冷蔵庫で2時間ほど休ませます。こうすることで熟成され、ムラがなくなるとともにハリやコシが醸成されるのです。十分寝かせたら取り出し、延ばして切り出す工程へ。

↑生地の薄さは1~2mmが目安。くっつかないよう、しっかり打ち粉をまぶしながら行いましょう

 

↑我が家に製麺機はありませんが、普通の包丁でも十分。パスタの麺は幅の広い、日本でもすっかりおなじみのフェットチーネに。これをたっぷりの熱湯でゆでます

 

生地から麺を切り出したら、ゆでて明太フェットチーネに仕上げていきます。先ほど作った自家製バターの水分(バターミルク)を活用し、明太子と混ぜてソースに仕立て、仕上げに卵黄、大葉、刻み海苔をあしらって完成です。

↑ゆで時間は1分程度で十分。見るからにもちもちしていてウマそう

 

↑分離したバターミルクはほんのりとろみがあって、クリームソースにうってつけ

 

でき上がった明太パスタは、手前味噌ながらかなりのハイクオリティ! 特に打ちたて、ゆでたてのフェットチーネは、生き生きとした弾力で絶品でした!

↑手打ちで手切りの不格好な乱切りパスタですが、だからこそ独特の食感がたまりません!

大容量だから餃子のタネをたっぷり作れる

次は皮とタネを別々で作る自家製餃子に挑戦。ボウルが2種あるので、片方を作ったらもう片方が使えて、容器を移し替える必要がないのもポイントです。まずはステンレスボウルにブレードをセットして、餃子のタネから作ります。

↑豚コマ肉、ニンニク、生姜、ニラ、醤油など調味料を入れて準備完了。今回は専用レシピに従いましたが、もちろん野菜はキャベツや白菜などでもOK

 

本機の操作は、プシュップシュッと小刻みにプッシュするのがコツ。25回ほど繰り返すと、具材がしっかり刻まれて混ざり、タネが完成しました。

↑ご覧の通り。豚コマから刻んでいるので、なかなか肉々しい質感に

 

タネはラップをかけて冷蔵庫に入れ、次は餃子の皮作り。今回はレシピ通りに薄力粉を使いましたが、中力粉や強力粉でも作れると思います。クリアボウルにこねパーツをセットし、粉、水、塩を入れてプッシュ。こちらも手打ちパスタ同様にスピーディで、約3分でまとまりました。

↑こねパーツ、優秀です!

 

パスタ生地のときは冷蔵庫で熟成させましたが、こちらは寝かせずでもOK。打ち粉をした台にのせた生地を直系約2cmの細長い棒状に延ばし、1cm幅で切ってから薄く円形に延ばします。

↑切ったらそれぞれを丸めて、綿棒で7~8cmの円形に延ばします

 

ここまでやったら、あとは普通に餃子を包む手順でOK。焼き餃子でもいいのですが、筆者は自家製生地のもちもち感を楽しむために水餃子にしてみました。

↑皮の中央にタネをのせます。欲張って入れ過ぎないことと、引っ張りながら包むのがコツ

 

↑たっぷりのお湯を沸かし、餃子が浮いてくるまで5分程度ゆでます

 

タネがうっすらと見えるビジュアルで、ゆで上がりはなかなかの出来栄え。味わいは、皮がもちもちチュルンとした舌触りで絶品。加えてゴロッとしたタネの食感のあとに肉汁がジュワっとあふれて、これまたたまりません!

↑しっかり味付けしたので、そのままでも美味。アクセントに食べるラー油などを使うのもオススメです

 

大家族や料理好きの人にオススメ!

↑料理を作る楽しさを実感できるのも、「フードプロセッサー コンボ」の魅力

 

「フードプロセッサー コンボ」を使った感想は、手の込んだ自家製料理には大助かりということ。冒頭で触れた大ヒット製品「カプセルカッター ボンヌ」(容量は500mlで「フードプロセッサー コンボ」の半分)より本体サイズは大きくなりますが、そのぶん本格的なメニューをたっぷりと作れます。

↑手入れや洗浄に関しては、パーツが少なくて楽チン。ステンレスボウルは油切れがいいのも特徴です

 

「フードプロセッサー コンボ」は、今回紹介した料理以外にも、自家製バンズとパティのハンバーガー、自家製生地のピッツァ、焼売、ガトーショコラ、つくね、海老カツなど多彩な料理に使えるので、大家族のパパやママなどにオススメ。今年はホームパーティをする機会も増えるでしょうから、活躍する機会も多いはず。料理はイチから作りたい! という料理好きな人にとっても重宝するアイテムなので、ぜひチェックしてみてください。