フードプロセッサーの大ヒット製品「カプセルカッター ボンヌ」で有名なrécolte(レコルト)が、最新型の「フードプロセッサー コンボ」を発売しました。「フードプロセッサー コンボ」の独自性は大きく2点。約1000mlの大容量であることと、2種類のボウルと3種類のアタッチメントによりバリエーション豊富な料理が作れること。1台で、刻む・混ぜる・練る・つぶす・砕く・泡立てる・こねるの7役をこなします。実際にどのように役立つのか、インプレッションレビューで紹介していきます!
↑「フードプロセッサー コンボ」。カラバリはクリームホワイトのみで、実売価格は9900円(税込)。サイズ(約)は幅17.0×奥行17.0×高さ23.5cm、質量1.4kg
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↑「フードプロセッサー コンボ」。カラバリはクリームホワイトのみで、価格は9900円。サイズ(約)は幅17.0×奥行17.0×高さ23.5cm、重量1.4kg ↑変形A4サイズの雑誌「GetNavi」との比較。ボウルは中央がクリアボウルで、右がステンレスボウル。ステンレスボウルの上にのっているのが後述するアタッチメントです ↑27のレシピがのった、全42ページの専用レシピブック(左端)なども付属 ↑「フードプロセッサー コンボ」の本体動作に関しては、天面のスイッチを押すだけのカンタン操作 ↑餃子は皮もタネも、専用レシピブックの内容を完全再現 ↑生クリームは乳脂肪分が高めのタイプを使いましょう ↑ものの数秒でホイップ状になりました。なお、人力で生クリームを泡立てる際には氷水で冷やしながらかき混ぜますが、本機ならその必要はありません ↑さらに撹拌すると、個体(バター)と液体(バターミルク)に分かれました ↑自家製ケーキなどを作る際、「生クリームがいつも余ってしまう」という人も助かるはず。「フードプロセッサー コンボ」を使えば、バターにすることで無駄なく使えます ↑自家製バターはポロポロと細かいものの、そのぶん少量ずつ使いやすいかもしれません ↑どんどんまとまって、しっとりなめらかな生地に ↑フタを外すとこのような感じ。なお、手打ちパスタの分量や本機の手順は、専用レシピブックにのっています ↑生地の薄さは1~2mmが目安。くっつかないよう、しっかり打ち粉をまぶしながら行いましょう ↑我が家に製麺機はありませんが、普通の包丁でも十分。パスタの麺は幅の広い、日本でもすっかりおなじみのフェットチーネに。これをたっぷりの熱湯でゆでます ↑ゆで時間は1分程度で十分。見るからにもちもちしていてウマそう ↑分離したバターミルクはほんのりとろみがあって、クリームソースにうってつけ ↑手打ちで手切りの不格好な乱切りパスタですが、だからこそ独特の食感がたまりません ↑豚コマ肉、ニンニク、生姜、ニラに、醤油など調味料を入れて準備完了。今回は専用レシピに従いましたが、もちろん野菜はキャベツや白菜などでもOK ↑ご覧の通り。豚コマから刻んでいるので、なかなか肉々しい質感に ↑こねパーツ、優秀です! ↑切ったらそれぞれを丸めて、綿棒で7~8cmの円形に延ばします ↑皮の中央にタネをのせます。欲張って入れ過ぎないことと、引っ張りながら包むのがコツ ↑たっぷりのお湯を沸かし、餃子が浮いてくるまで5分程度ゆでます ↑しっかり味付けしたので、そのままでも美味。アクセントに食べるラー油などを使うのもオススメです ↑料理を作る楽しさを実感できるのも、「フードプロセッサー コンボ」の魅力 ↑手入れや洗浄に関しては、パーツが少なくて楽チン。ステンレスボウルは油切れがいいのも特徴です
1台7役の多機能で大容量なプロセッサー
まずは、本製品のパーツを見ていきましょう。ボウルは一般的なクリアボウルとステンレスボウルの2種類が付属。ステンレスボウルは肉や魚や油類など、ニオイ移りや色移りが気になる素材にオススメです。
↑変形A4サイズの雑誌「GetNavi」との比較。7役にしてはかなりコンパクトです。ボウルは中央がクリアボウルで、右がステンレスボウル。ステンレスボウルの上にのっているのが後述するアタッチメント
↑27のレシピがのった、全42ページの専用レシピブック(左端)なども付属
そしてアタッチメントは一般的なブレード(刃)のほか、泡立てパーツとこねパーツの3種類が付属。泡立てパーツは生クリームの泡立てやメレンゲ作りに、こねパーツはパンやパスタなどの生地をこねるときに活躍します。
↑「フードプロセッサー コンボ」の本体動作に関しては、天面のスイッチを押すだけのカンタン操作
今回は、生クリームからのバター作り、そして手打ちでパスタから作る明太フェットチーネに挑戦。さらに、自家製生地を作り、豚肉を挽くところから始める餃子にもトライしました。
↑餃子は皮もタネも、専用レシピブックの内容を完全再現
生クリームからバターが作れる
まずは専用レシピを見ながら、生クリームから自家製バターを作っていきます。クリアボウルに泡立てパーツを取り付け、生クリームを入れたら本体にセット。スイッチを押し、中身の硬さを確認しながら作れます。スイッチを押してから20秒ほどで、ぽってりとしたホイップクリームになりました。
↑生クリームは乳脂肪分が高めのタイプを使いましょう
生クリームは振ったり撹拌(かくはん)したりすることで、脂肪分が分離します。先述のホイップクリームをさらに2分ほど撹拌すると、しっかり脂肪分が分離してバターとなりました。
↑ものの数秒でホイップ状に。なお、人力で生クリームを泡立てる際には氷水で冷やしながらかき混ぜますが、本機ならその必要はありません
↑さらに撹拌すると、個体(バター)と液体(バターミルク)に分かれました
分離したバターは水分をしっかり切って保存容器に保存します。なお、このように自家製で作るメリットとして、塩分を好きな量に調整できる点があります。また、半分は無塩、もう半分は有塩といった形に作り分けも可能。今回は無塩で作りました。
↑自家製ケーキなどを作る際、「生クリームがいつも余ってしまう」という人も、バターに加工できれば助かるはず
このバターの味をトーストにのせてチェック。バターのミルキーなコクとパンの香ばしさがマッチしておいしかったです。
↑自家製バターはポロポロと細かいかたまりになるものの、そのぶん少量ずつ使いやすいかも