コロナ禍以降、健康志向の食事を選ぶ人が増え、ヘルシー系の調理家電が人気に。また、個食を豊かにする家電もニーズが高まっている。そこで、家電のプロがこれぞNEXT HITと断言できる調理アイテムをご紹介!
※こちらは「GetNavi」2023年5月号に掲載された記事を再編集したものです。
【私たちがセレクトしました】
家電ライター
コヤマタカヒロさん
キッチン家電やデジタル、PCに精通するライター。「米・食味鑑定士」の資格を持ち、調理家電の検証記事を多数手掛ける。
GetNavi web編集長
山田佑樹
最新モノ・トレンドを追うデジタルメディア「GetNavi web」編集長。デジタル&家電を中心にお金がかかる趣味を網羅する。
【その①】市場拡大中の冷凍食品に特化した電気蒸し器
電気蒸し器
ライソン
冷凍食品用せいろ蒸し器 点心爛漫DX
実売価格8980円
冷凍食品や市販の惣菜などをよりおいしく調理できる電気蒸し器。本体に水、せいろに食材を入れ、タイマーをセットするだけでムラなく加熱し、電子レンジの温めではパサつきがちな豚まんなども、しっとりふっくらと仕上げる。
冷凍食品の市場拡大でおいしさをより追求
コロナ禍以降、冷凍食品の国内生産量は家庭用が業務用を上回り、注目度が高まり続けている。しかし冷凍食品を食べる機会が増える一方で、よりおいしく食べたいというニーズに応える製品は珍しい。今後、さらなる冷凍食品の市場拡大に伴い、本機も人気を博しそう。
プロも注目
「蒸し調理のなかでも冷凍食品に特化しているのが斬新! 冷凍シュウマイなどの市場が拡大しているので、それに伴って本機の需要も高まりそうです。」(コヤマ)
【その②】業界初の自動計量&遠隔操作機能で話題に
炊飯器
パナソニック
自動計量 IH炊飯器 SR-AX1
実売予想価格4万6000円
内蔵の米タンクに無洗米、水タンクに水をセットしておき、外出先からのアプリ操作により米と水を自動計量、内釜へ投入して炊飯開始。出かける前に予約する必要がなく、帰宅時刻が決まったら外から予約すればOKだ。
ごはんのおいしさよりも 時短・時産がウリなのが独創的
炊飯器の技術革新は「おいしいごはんを炊く」という味に関する機能を洗練させたものが多く、時短・時産の観点はあまり注目されてこなかった。本機の一般発売はまだだが、これをきっかけに、より現代のライフスタイルに寄り添った進化を遂げていきそうだ。
プロも注目
「自動計量と遠隔炊飯機能を搭載した炊飯器は業界初。外出先からの急遽の予約変更も可能で、帰宅に合わせてドンピシャで炊けます。」(山田)
【その③】ドアパネルの色が変わる “パリピ冷蔵庫”が誕生
冷蔵庫
LGエレクトロニクス MoodUP
価格未定
ドアパネルにLEDを搭載した“色が変わる冷蔵庫”。Bluetoothスピーカーも内蔵し、様々なカラーのドアパネルと音楽を組み合わせ、キッチンを好みの空間に演出できる。シックなデザインを採用し、LEDをオフにしても美しい。
冷蔵庫の概念を超える LGらしい提案に期待
LG Stylerなど、新しい付加価値を提案してきたLGエレクトロニクスらしい製品。一般的に冷蔵庫は白や黒などインテリアに馴染みやすいカラバリが多いなか、LEDで色を変えられる機能はユニークだ。発売は未定だが、同社の世界観を示すフラッグシップ製品としての展開に期待。
プロも注目
「冷蔵庫を光らせるというアイデアが面白い! インテリア性のある冷蔵庫というよりは、“インテリアに冷蔵庫が付いている”ような印象ですね。」(山田)