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2023/7/28 11:15

パナソニック、表参道に「美の拠点」をオープン。美容家電体験施設の中身を一足先に見てきた

パナソニックは7月25日、自社美容家電を体験できる拠点「Panasonic Beauty OMOTESANSO」を東京の表参道に28日からオープンすることを発表した。同日は、プレス向けの先行施設ツアーと新製品、小型メンズシェーバー「ラムダッシュ パームイン」とヘアードライヤー「ナノケア」のサステナブルモデルの発表も行われた。同施設では、これらの最新製品の体験コーナーも設置される。

 

診断と先行体験で、自分に合った美容を楽しめる美容拠点

↑「Panasonic Beauty OMOTESANSO」の外観

 

「Panasonic Beauty OMOTESANSO」は、地上2階、地下1階建て。中層階を含む「Studio」「Atelier」「Stand」「Lab」「Lounge」の5フロアで構成される。この度のオープンについて、くらしアプライアンス社 常務兼同社 ビューティ・パーソナルケア事業部 事業部長の南波嘉行氏は「マスクオフでの外出解禁やインバウンド需要の復活などから、特に美容への投資が高まっている」と社会環境の変化を語った。その上で、性別や年齢を問わず気軽に美容を楽しめる新たな体感拠点として、表参道に同施設を構えることを決めたという。

↑くらしアプライアンス社 常務兼同社 ビューティ・パーソナルケア事業部 事業部長の南波嘉行氏

 

同発表会では、プレス向けの内覧会にて施設ツアーも開催された。目玉ともいえる美容家電の体験なら、まずは「Atelier」のトライアル&セルフエステコーナーに行ってみてほしい。白を基調とした洗練された空間のパウダールームには、手軽に製品を試せる「スタンディングエリア」とメイクオフをしてじっくり体験できる「トライアルブース」が用意されている。トライアルブースは、予約不要なうえに無料で40分間、貸出方式で美容製品を試すことが可能だ。

↑「Atelier」のスタンディングエリア

 

↑「Atelier」のトライアルブース

 

さらに、同フロアには同社独自技術の肌分析「スノービューティーミラー」やヘア分析「髪キレイ」も設置。まずはここで自分の肌や髪の状態を確認してから、自分に合った製品を選んでみてはいかがだろう。

↑ヘア分析「髪キレイ」では、つや・うねり・ダメージを分析。自分の髪の状態を一覧化して確認することができる

 

もっとじっくり自分の肌に向き合いたい、という人におすすめしたいのが「Lounge」のプライベートレッスン。ここでは、前述の「スノービューティーミラー」で診断した後、スタイリストが1対1でフェイスケアアイテムの選び方や使い方をレクチャーしてくれる。ペアでの利用も可能で、事前予約制。カウンセリング込み60分で、一回3300円(税込)だ。

↑「Lounge」では、スタイリストによるプライベートレッスンで肌の悩みに合ったスキンケアを学べる

 

ちなみに、さっと手早く体験コーナーを楽しみたい、という人にぜひ体験して欲しいのが、「Lab」に設置されている「ナノイー 体感シャワー」。マシンの上部には8台ものナノケアがセットされており、ボタンを押すと30秒間「高浸透ナノイー」と「ミネラル」を浴びることが出来る。こちらも予約なし、無料で体感することが可能。

 

「さっと立ち寄っていただいて、この体感シャワーで髪をツヤツヤにしてからお出かけする、という使い方もしていただけたら嬉しい」と語ってくれたのは、同社 デザイン本部 コミュニケーションデザインセンター メディアプランニング部 主務 田上祥子氏。筆者も実際に試してみたが、たった30秒間でも確かに髪に水分補給されたことが手触りで感じられ、その後一日過ごしてみてもサラツヤ感を体感し続けることができた。

↑「Lab」の入口付近に設置されている「ナノイー 体感シャワー」。靴を履いたままマシンに乗ってボタンを押すだけ。無料、かつ手軽に髪にうるおいを補充することができるのが嬉しい

 

「Lab」では、最新製品のテクノロジー展示もある。9月1日発売予定の小型メンズシェーバー「ラブダッシュ パームイン」の先行体験コーナーでは、一般的なシェーバーとの違いが分かりやすく展示されているほか、女性でもその性能が実感できるよう髭を模したシートも用意されている。

↑「Lab」に展示されている美容製品のテクノロジーの数々。製品の仕組みや違いの理解を深めることができる

 

インテリアに馴染むデザインと、5枚刃テクノロジーが凝縮された「ラムダッシュ パームイン」

さて、先行展示もされている小型メンズシェーバー「ラムダッシュ パームイン」だが、その特徴は手のひらサイズのコンパクトなデザイン。従来のデザインを一新して、一見するとシェーバーとは分からないスタイリッシュなデザインに仕上げた同製品は、家の中のあらゆる空間に溶け込む佇まいを目指したという。コンパクトサイズを採用したことで、従来の5枚刃機種と比べて体積約70%を実現。コンパクトだからこそ、刃をより指先の近くで感じることができ、鏡では分かりにくい髭や肌の状態を感じながら、力加減をして細かくなでるように剃ることができる。

 

また小型化にすると、どうしても剃り味が落ちてしまいがちという課題があったが、同製品ではラムダッシュPROにも搭載している5枚刃システムを搭載。そのほか、ラムダッシュ史上最速(※)で毎分約1万4000ストロークのリニアモーター、パワーを自動制御するラムダッシュAIも搭載し、深剃りと早剃りの両立を実現した。

 

上位モデルには、本体素材に海洋ミネラル由来のイノベーティブ複合材「NAGORI」を採用。陶器のようなしっとりとした手触りを実現した。ラインアップは、上位モデルがマーブルホワイトとマーブルブラックの2色展開。キャリングケース(レザー調/起毛加工)付きで4万1580円(税込)。通常モデルはマットブラック1色のみ、キャリングケース(セミハード)付きで3万3660円(税込)。いずれも、公式オンラインショップにて予約が開始している。

 

※同社シェーバー ラムダッシュにおいて。2023年7月24日現在。

↑ラムダッシュ パームイン(ES-PV6A)、マーブルホワイト(左)とマーブルブラック(右)。キャリングケース(レザー調/起毛加工)付き、4万1580円(税込)

 

ヘアードライヤー「ナノケア」のサステナブルモデル「ミストグレー」は、植物由来の「バイオマスペイント」を採用。パッケージにもパルプを使用することで、約95%のプラスチック使用量削減を実現した。また、高浸透ナノイーとミネラルの風により、肌水分量が未使用時に比べて約70%向上。頭皮の水分量も約20%向上するという。(※)

※いずれも4週間使用した場合(同社調べ)

↑ヘアードライヤー「ナノケア」サステナブルモデル。パッケージにパルプを採用し、プラスチック使用量を約95%削減した。今後はほかの製品のパッケージでもパルプを採用し、環境に配慮した取り組みを強化させていくという

 

美容家電は、安いものではない。だからこそ、自分にはどんな製品が合うのかをしっかり確かめてから購入に踏み切りたいもの。「Panasonic Beauty OMOTESANSO」では、美容について学び、製品の効果を実感しながら最適のケア方法、製品を選ぶきっかけを作ることができる。表参道を訪れる際には、是非「Panasonic Beauty OMOTESANSO」に立ち寄って、美を磨いてみてはいかがだろうか。

 

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