コロナ以前の日常がほぼ戻ったいま、気付けば2023年も後半戦に突入。この先売れるアイテムと流行るコトを各ジャンルのプロたちに断言してもらった。見逃し厳禁! NEXTトレンドの波に乗り遅れるな!
※こちらは「GetNavi」2023年9,10月合併号に掲載された記事を再編集したものです。
私が選びました!
家電ライター 近藤克己さん
生活家電を中心に、雑誌やウェブ媒体で執筆活動を行う。レビューや検証記事では常にユーザー目線を大切にしている。
厄介な水拭き掃除も屈まずにラクラク行える
夏場は素足で過ごしたくなるが、フローリングの床が皮脂でベタついて不快になりがち。こまめに水拭き掃除をすればよいのだが、雑巾がけはちょっと気が重い。
「使い捨てフロアシートは手軽ですが、食べこぼしなどの大きな汚れは引き伸ばしてしまうだけだし、固形物には対応困難。また、ちょっと頑固な汚れは力を入れてゴシゴシ擦る必要も。一方スティッククリーナーなら、ローラーの回転とヘッドの重みにより、ある程度の汚れなら2~3往復できれいに取れるし、吸引するので固形物にも対応できる。面倒でうんざりする拭き掃除が、家電の力でウンとラクになります」(近藤さん)
2019年、ドイツの清掃機器メーカー・ケルヒャーから水拭きコードレススティッククリーナーが登場。以降、中小メーカーから同類のモデルが発売されてきたが、今年になって大手から対応機が続々とリリースされている。
「ヘッドを取り替えれば通常掃除と水拭きが切り替えられるダイソン、水拭きに特化することで軽量化を実現したAQUA、乾拭きできるハイアール、除菌と乾燥もできるアンカーと、百花繚乱。自分のライフスタイルに合わせて選べるようになりました」(近藤さん)
さらに、なんとロボット掃除機大手ロボロックまでも参入し、ますます盛り上がりそうだ。
【その①】専用洗剤とお湯が使え固形物や水分もきれいに清掃
AQUA
水拭きフロアクリーナー WIPEL(ワイプル) AQC-WX1P
「水拭き」と「床掃除」を同時に行えるコードレスクリーナー。固形物や水分を吸い取りながら同時に水拭きもできるので、タイパは上々だ。専用洗剤とお湯が使用可能で、皮脂汚れやペットの排泄物などで汚れた床も屈んで手作業で拭き取る必要がなく、ラク&清潔に掃除ができる。
水拭き/吸引:ヘッド一体型
ローラー回転速度:550回転/分
給水カップ容量:400ml
本体質量:約3.4kg
シンプルな構造だから実現した軽量ボディ
水拭き専用で、給水カップに水がない状態では稼働不可です。日常のドライな吸引掃除はできませんが、専用機ゆえにシンプルな構造で3.4㎏の軽さを実現しています。軽さは正義!(近藤)
【その②】水拭き・吸引・乾拭きが可能なマルチパワフル吸引が◎
ハイアール
MIZUKI JC-M1A
全国ビルクリーニング技能競技会1位を獲得した清掃のプロと共同開発。汚れを吸引しながら水拭き・乾拭きを行う「マルチパワフル吸引」を搭載し、1台で家中の汚れや床材を清掃する。
水拭き/吸引:ヘッド一体型
ローラー回転速度:500回転/分
給水タンク容量:600ml
本体質量:約4.0kg
和風家屋の掃除にぴったりの一台です
乾拭き用のドライ吸引モードがあり、畳の部屋など水拭きしたくない部屋でも活躍。縁側や廊下は水拭き、畳の居室は乾拭きと同時に 吸引など、和風家屋にも最適です。(近藤)
【その③】110℃スチーム&オゾン水で掃除をしながら床を除菌
アンカー・ジャパン
マッハ V1 Ultra
クラファンサイトで9600万円以上の売上を達成。世界初のスチームとオゾン水によるW除菌機能を搭載し、細菌の99.9%を取り除き、食べこぼしや皮脂、ペットの足裏汚れなど目に見えない床の汚れまで掃除できる。
水拭き/吸引:ヘッド一体型
ローラー回転速度:非公表
浄水タンク容量:820ml
本体質量:約5.7kg
床の乾燥までこなす多機能ぶりは特筆
強力な吸引力で日常の掃除、110℃スチーム&オゾン水で水拭き&除菌、さらに床の乾燥までカバーする多機能・高性能モデル。広いマンション住まいにオススメの一台です。(近藤)