いま話題の「ナノバブル(ウルトラファインバブル)」をご存知でしょうか? これはマイクロバブルよりもさらに細かく、目に見えないほどの極小の泡で、これを含んだ水を使うことによりさまざまな効果が得られるというもの。しかし、いくら話題になっているからといっても実際に試してみないことにはわかりません。そこで今回は、そのナノバブルを製造できるマシーン「nanoCo²」の体験会に潜入し、この身で体験してきました。
ナノバブル+炭酸ガスでさらに効果アップ!
nanoCo²は通常のナノバブルを含む水(以下、ナノ水)だけでなく、炭酸ガスを溶け込ませることで「ナノ炭酸水」を作り出せるというのが大きな特徴。このnanoCo²が生み出すナノ炭酸水には5つの優れた効果があるといいます。
1つ目は、すぐれた洗浄効果。超微細な気泡により毛穴の汚れや皮脂を洗い流し、さらに界面活性剤の除去効果も高いのでシャンプーなどのすすぎにも適しています。2つ目は肌や髪・頭皮の保湿量が2倍以上にアップするという保湿効果。3つ目は活性効果で、炭酸ガスの働きにより髪のツヤや肌の若々しさを保ちます。4つ目は弱酸性効果。化粧水と同じpH4.5~5.5となっているので肌や髪に優しく、ダメージを与えません。5つ目は水圧が低めの水道でもしっかりとナノ炭酸水を製造可能という安定給水効果です。ひと言でまとめると「nanoCo²を使えば、肌にも髪にも良い」ということになります。
いざ、体験! 筆者の無造作ヘアはどうなる?
では早速体験していきましょう。まずはナノ水に適したシャンプーを使用し、ナノ水ですすいでいただきました。ナノ水はナノ炭酸水ほどではないものの、洗浄効果をはじめさまざまな効果があるので、これだけでもかなりキレイになっているとのこと。
完全にすすぎ終わったあと、続いてナノ炭酸水のシャワーで頭を洗っていただきます。その際、トリートメントなどは使用しませんでした。通常であれば、シャンプーを落としたあとだと髪の毛が指に引っかかってギシギシした感じになってしまいますが、ナノ炭酸水では滑らかな指通りで引っかかりを感じません。炭酸水のシャワーということでジャグジーのようにある程度の圧がかかってくるイメージでしたが、水流は柔らかく、心地よさが残る印象です。
洗髪が終わったら、最後に髪を乾かしていただきました。自分でも、もはや同じ髪の毛とは思えないツヤとまとまりだと感じるほどの仕上がり。もちろんトップスタイリストの洗髪技術によるところもあると思いますが、ナノ炭酸水による効果も大きいのでは! という印象です。
このナノ炭酸水を製造するnanoCo²ですが、本体価格が37万8000円(税抜)とちょっと手が出しにくい値段ではあります。ただ、業務用というわけではなく、個人で購入することも可能。炭酸水にするには二酸化炭素のガスボンベが必要ですが、ナノ水を作る点でいえば、電源もいらず、浄水器のカートリッジ的なランニングコストは一切かからないので、長期で使えば意外とコスパは良いのかもしれません。いきなりこの値段を払うのはちょっと……という人は、今回体験させていただいた「KINGDOM 青山本店」のように、ナノ水やナノ炭酸水を導入している美容室などで一度試してみてはいかがでしょうか?