その3:蒸気でパイルを起こす
カーペットのパイルが寝てしまったときは、蒸らして、ブラッシングをします。毛の硬いヘアブラシを使ってみてください。
Step 1.柔軟仕上げ剤を塗る
水でうすめた柔軟仕上げ剤を、凹んだ部分に塗ります。繊維をふんわりさせる柔軟仕上げ剤の機能を利用。塗り終えたらしばらく放置します。
Step 2.アイロンをあてる
凹んだ部分に濡れタオルを置いて、アイロンであたためて、蒸らします。強く押しつけると、かえってパイルが寝てしまうので気をつけます。
Step 3.バイルを起こす
歯ブラシを使い、根元から起こすようにブラッシングする。Step 2と3を繰り返すと目立たなくなります。最後は自然乾燥させます。
その4:穴があいてしまったらパッチで部分補修をする
カーペットの大きな穴は、部分的に切り取って、同じ大きさのカーペットでパッチをあてます。パイルの種類にもよりますが、どこを補修したのかわからなくなるほど、きれいになります。
<主な道具>
カッター
ガムテープ
両面テープ
定規
カーペット
Step 1.穴の状態を確認
これは部分接着で固定したカーペット。穴があいて床が見える。下地材の上にカーペットを張るフェルトグリッパー工法では、下にフェルトが見える。
Step 2.同じカーペットを用意する
同じ色柄のカーペットを、穴が隠れる大きさにカットし、ガムテープを四方に張ります。同じものがない場合は、家具の下など目立たない場所から切り取ります。
Step 3. 2枚重ねて切る
穴の上に手順02を重ねてガムテープで固定。定規をあてて2枚一緒にカッターで切る。定規は幅が広いほうが使いやすいです。下地をキズつけたくない場合は、下にカッティングマットなどを敷く。切り取ったら、穴のあいたカーペットを取り除けます。
Step 4.両面テープを張る
下地に両面テープを張ります。4辺をしっかり固定できるサイズを張って、はく離紙をはがします。
Step 5.切れ端をはめ込む
重ねて切ったものをはめ込み、手でしっかり押さえて密着させます。最後に境目の毛並みをブラシなどで整えれば完成!
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