3人の業界人が2019年、個人的に気になっている商品を紹介。そのトガったセレクトは必見です。ここでは、植物性100%のピザから歴史的ミニチュアゲーム、フロント二輪の個性派バイクまでラインナップしました。
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フードアナリスト・中山秀明さん
内食・外食のトレンドに精通。雑誌への寄稿のほか、テレビや大手企業サイトのコメンテーターなど幅広く活躍しています。
【中山秀明さんの注目株】
油揚げ+豆腐=ピザ風!! 斬新な低糖質系フードがくる!!
相模屋食料
BEYOND PIZZA
171円
(植物性食品・発売中)
大豆から作った植物性100%のピザ風食品。クリスピーな生地に、低脂肪豆乳と発酵の技術でチーズのような食感を実現した「BEYOND TOFU」をシュレッドして、たっぷりとオン。ピザのようなこんがり&とろける風味と食感を実現しました。好みの具材をトッピングして楽しめます。
【中山さんの注目ポイント!】
健康的な生活が注目されるなか、長らく高い支持を得ているフードが低糖質系です。そのなかで特に斬新なのが、相模屋食料の「BEYOND PIZZA」。同社はこれまでユニークな見た目の「ザクとうふ」や、食感が斬新な「ナチュラルとうふ」などでヒットを飛ばしてきた豆腐業界のエジソンですが、最近の力作が本商品です。
専用の油揚げをピザの生地に見立て、その上には既存製品の「BEYOND TOFU」というチーズのような豆腐がオン。焼くと生地はこんがり、豆腐はとろりと溶けて、まるでピザのような味が楽しめます。まだ1種のみの展開ですが、今後トマトやバジル味が出たらより見た目もよく、ヒットしそうです。
<Professional_02>
ホビーライター・河上 拓さん
ウェブサイト「家電 Watch」で大人向けホビー連載「もじゃもじゃオヤジのホビー研究所」を展開。アナログゲームが大好物です。
【河上 拓さんの注目株】
組み立てて塗ってゲームする英国発ミニチュアゲームが本命
ゲームズワークショップ ウォーハンマー(※)
(ミニチュアゲーム・発売中)
ファンタジー世界を舞台としたウォーゲーム。フィギュアは小さいものだと高さ5センチほど。装飾の模様までも表現するディテールの作り込みは同社ならではです。まずはスターターセットから体験を。
※:写真は「ウォーハンマー:エイジ・オヴ・シグマー」のスターターセット「テンペスト・オヴ・ソウル」1万800円
【河上さんの注目ポイント!】
英国発ミニチュアゲーム「ウォーハンマー:エイジ・オヴ・シグマー」が、最近、ブームの兆しを見せています。30年以上の歴史を持つミニチュアゲームが、2015年にルールを一新。17年には専門月刊誌の日本語版が刊行されるなど、初心者が入りやすい環境が整ったことで、新たなファンが急増しているのです。
プラスチックキットを組み立てると、ディテールが異常なほど作り込まれたフィギュアが完成。専用アプリでカラーをチェックしながら塗り重ねていくことで、初心者でもリアルな塗装を施すことができるのもうれしいです。自分で塗装したフィギュアを使って遊ぶゲームの面白さは格別です!!
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モーターライター・並木政孝さん
自動車雑誌編集長を経てフリーランスに。バイクや自転車にも精通し、アウトドアアクティビティ全般に造詣が深いです。
【並木政孝さんの注目株】
モーターサイクルの常識を壊し近未来を提示するニューカマー
ヤマハ発動機
NIKEN 178万2000円
(スポーツ二輪・受注生産受付中)
フロント二輪が特徴的なスポーツツーリングバイク。独自のLMWテクノロジーにより、地面をしっかりグリップするため濡れた路面や急な横風に対して高い安定性を実現します。段差などの衝撃もスムーズに吸収。
【並木さんの注目ポイント!】
2017年、モーターサイクルの常識をぶち壊す画期的なモデル「NIKEN」が発表されました。同社の「トリシティ」でおなじみのLMWテクノロジーをさらに進化させた大型スポーツモデルです。フロント部分には倒立式のタンデム・フロントサスペンションを備えたツインホイールを採用。近未来感のあるルックスで、旋回時の圧倒的な安定性が魅力です。
パワーユニットは同社「MT-09」と共通の845㏄の排気量を持つ水冷直列3気筒DOHCエンジン。116psの最高出力を発揮します。
18年の9月から日本国内での受注が始まり、現在の受注状況は好調のようです。19年、公道を疾走するNIKENの姿が楽しみすぎます!