旅行情報誌「じゃらん」は、日本初のクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」、「北海道新幹線」、「北陸新幹線」などの話題を集めた列車を対象とした「いつか乗ってみたい憧れの観光列車」について調査しました。
女子旅(20~34歳の女子)、ファミリー(小学生以下同居1人以上の30代)、シニア(50~79歳)の部門ごとに調査を実施。全国で運行する列車30車両の中から、憧れの列車を5つ選ぶアンケート形式で、人気の列車とその列車が選ばれた理由を発表します。
【女子旅部門】
女子旅部門では旬のフルーツやスイーツ列車など、食と雰囲気を楽しむ列車が上位に選ばれました。
↑女子旅部門:ベスト5
“新しくできた新幹線、一度は乗りたい” “北海道が好きだから”などの理由で1位に選ばれたのは、2016年3月開業の「北海道新幹線」。東京~北海道間を最速4時間2分で結び、青函トンネルを走り抜ける待望の新幹線です。
2位に選ばれたのは、『走るカフェ』をコンセプトにした「フルーティアふくしま」。“カフェ、そしてフルーツ。女の子が好きな物が集まっていて、興味がわく”などの声が寄せられました。シックな車両に広がるカフェカウンターやテーブル付きボックスシートで、福島県産のフルーツを使ったオリジナルスイーツを楽しむことができます。
3位のJRKYUSHU SWEET TRAIN「或る列車」は、明治末期にアメリカに発注された豪華列車を再現。かつて実用に至らなかった列車の物語と有名シェフプロデュースのスイーツが注目を集め、“豪華列車でスイーツ女子会は楽しそう”といった声が寄せられました。
4位は2階建てのカフェ車両とリラクゼーション機能付きの本革シートが人気の「観光特急しまかぜ」。“2階建ての電車も乗ってみたい” “カフェ車両がおしゃれ。リラクゼーションのシートにも座ってみたい”といった回答が寄せられました。
“京の山並みと食事が楽しそう” “落ち着けそうだから”などの声から、5位にランクインしたのは「丹後くろまつ号」。『松』をテーマにしたお洒落で居心地よい車内で「FOOD EXPERIENCE」をテーマに、沿線地域の食と魅力を体感できます。
【ファミリー部門】
ファミリー部門では人気キャラクターや動物をモチーフにした列車など、話題の新幹線がランクインしたようです。
1位は2015年3月開業の「北海道新幹線」がランクイン。
2位は日本有数の深さを誇るV字峡谷を縫うように走る「黒部峡谷トロッコ電車」。大自然に包まれたトロッコ電車に、“大人が一度行きたい場所” “黒部峡谷を実際に見てみたいから” “「峡谷や岩壁のスリルに子供が喜びそう”といった声が寄せられました。
“子どもがアンパンマンが大好きだから一度は乗ってみたい”と3位に選ばれた「アンパンマン列車」は、アンパンマンの世界をイラストで表現。四国全体でさまざまなアンパンマン列車が運行し、初の電車である予讃線8000系には、カラフルな虹色のアンパンマンシートが用意されています。
4位は開業1周年を迎えた「北陸新幹線」。“話題の北陸新幹線にまだ乗ったことがないから” “金沢に行ってみたいから”などの理由で4位に選ばれました。
人気動物園ゆかりの動物たちが描かれた「旭山動物園号」は5位にランクイン。動物の顔つきカバーのシートや遊び場が楽しい列車は“子供も動物が大好きだから” “色んな動物に興味が持てそうだから”と注目を集めました。
【シニア部門】
シニア部門は、日本初の豪華クルーズトレインや豊かな眺望の望む列車が人気のようです。
1位は「ななつ星 in 九州」。観光列車とは一線を画し、和洋・新旧融合の国内最上級とされる空間、九州の美食と車窓、九州を代表する観光地周遊が楽しめます。“以前になかった豪華列車。一度は機会があれば乗車したい” “なかなか予約が取れない。何とかしてチケットを欲しい”と、シニア部門の6割近くの人に選ばれ、圧倒的な支持を集めました。
2位は「北海道新幹線」。女子部門、ファミリー部門では1位を獲得しました。
3位の「北陸新幹線」は、“北陸に短時間で行けるので” “金沢ならではの文化が生かされているので興味がわく”などの理由でランクイン。
“湯布院には列車の旅が似合う”と4位に選ばれたのは「特急 ゆふいんの森」。クラシカルな雰囲気と床面の高さが魅力です。
5位の「富良野・美瑛ノロッコ号」は、大きな窓から北国のラベンダー畑や丘を眺められます。“花畑の中を走るのは夢みたいだから”といった声が寄せられました。
車窓に流れる大自然や街並みなどを楽しみながら、優雅な時間を過ごすことができる列車の旅は都会ではなかなか味わうことができないものですよね。遠方にお出かけの際は、ぜひとも列車に揺られてみてはいかがでしょうか。
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