ライフスタイル
2020/2/7 18:30

ロンドン旅行をもっと特別な体験に! 「ボリスバイク」の上手な使い方

日本と違うイギリスの自転車ルール

↑ロンドンでは自転車専用道路が整備されている

 

イギリスで自転車をレンタルするとき、日本と同じような感覚で自転車に乗るとマズいことになる可能性があります。日本で大丈夫なこともイギリスではすぐに違反とみなされたり、ほかの人との諍いになったりすることも。事前にルールを把握しておくことが大切です。

 

一番大事なのは、「歩行者と自転車の共有」の標識がある場所以外は、自転車で歩道を走れないことです。道路の左側に自転車専用道路があるので、そちらを使ってください。ただし、まだ自転車に乗り慣れていない子どもや、道路が危険すぎて自転車は安全に走れないと判断される場合は例外となります。

 

日本でも自転車利用の交通ルールがあるものの、「歩道を自転車で通行できない」原則は、まだ必ずしも日本で順守されているとは言えないでしょう。イギリスでは場合によって、その場で罰金を支払わされることもあります。

 

次はライトについて。ボリスバイクの場合は、反射板とは別に前後2か所にライトが付いているので問題ないものの、ロンドンでは個人の自転車も前後にライトがついていないと違反になります(ちなみに、ボリスバイクはレーザーライトが搭載されており、緑色の自転車が道路に投射されることも特徴)。

 

ブレーキも必ず2つ必要です。公道では、ピストバイクやBMXバイクといった前輪と後輪にそれぞれブレーキが付いていない自転車に乗ることは違反。2人乗りも、乳幼児を安全な専用座席の前か後ろに乗せている場合を除いて禁止です。

 

交通量の多いロンドンでサイクリングするのは危ないと思う方もいるかもしれませんが、市内は平坦な道が多く、自転車専用道路もしっかり整備されています。イギリスは日本と同じ左側通行で、ヨーロッパ諸国などに比べるとロンドンの自動車ドライバーのマナーも比較的良いでしょう。難を挙げればロンドンは雨が多いことですが、日本と違い本降りになることは少なく、しとしと降って止む場合が多いので、フード付きパーカーがあれば事足りるかもしれません。

↑日曜日の午後に自転車でロンドンを巡る人たち(Photo by Swaminathan Jayaraman on Unsplash)

 

ロンドン市内の観光名所や街並みを安く手軽に楽しく移動することができるボリスバイク。EU離脱を成し遂げたジョンソン氏が首相の座にいる間に試してみると、少し特別な思い出になるかもしれませんね。

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