「おふろから文化を発信する」温泉道場の試み
ーーこういったうんちくや知識のもと、温泉道場では様々な温浴施設の再開発を行っていますよね。
斉藤 はい。当社の代表は前職でレジャー施設、温浴施設などのコンサルティングを行っていました。そのうちに玉川温泉(埼玉県)、白寿の湯(埼玉県)の運営そのものを手がけるようになり、これをきっかけに各地の温浴施設を再生・運営する事業を始めることになりました。
ーー「大衆演劇の劇場×温泉」「フィンランド式サウナ×おふろ」「グランピング×おふろ」など、斬新なものが多い印象です。
斉藤 「おふろから文化を発信する」をテーマに、従来の温浴施設という業態のあり方を変えようと努力しています。これまでのスーパー銭湯は、スパッと入ってご飯を食べて帰るような使われ方が多く、滞在時間が限られていました。しかし、1日ゆったり過ごしていただけるように、「文化」と「温泉」の2つを楽しめるような施設の展開を行っています。各施設でターゲット層は違いますが、うんちくでもお話しさせていただいたような、温泉やおふろの入り方の正しい認識を持ちながら、新しい温浴施設のあり方を幅広く提案していきたいと思っています。
週に4~5日は温泉に入る筆者ですが、今回の6つのうんちくはいずれも知らないものばかりで目から鱗が落ちました。また、温泉道場が展開する斬新な温泉の写真を見て、ぜひ利用してみたいとも思いました。まだまだ寒さが続くこの季節、感染防止対策を万全に、そして、今回のうんちくをしっかり頭に入れて、温泉でゆっくりリフレッシュされてみてはいかがでしょうか。
【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】