関西圏最大級の「関西フローティングボートショー2015」が兵庫県・西宮市の新西宮ヨットハーバーで開幕しました(10月23日(金)~25日(日)の3日間開催)。海では国内外のボートやヨットの展示や体験試乗が行なわれ、陸上でも中古ボートの展示をはじめフィッシングの特設コーナーがあるなど大充実。さらに、今年6月大阪市・天保山地区にオープンした「GLIONミュージアム」よりクラッシックカーの展示も行われ、海と陸の乗り物を楽しめる内容になっています。
同会場で見つけた、最新イチオシの船と素晴らしいクラシックカーを紹介していきましょう。
ヤンマー「EX38」
優れた釣り性能と快適な居住空間を兼ね備えた、広いスペースがあるモデル。釣り人が艤装をしたり、モノを収納したりできる空間もたくさんあります。アウトデッキも広く、40フィート(12.19メートル)くらいあるのが特徴。
トヨタ「PONAM-31」
ボディがアルミハルで波に強い一台。エンジンもトヨタのコモンレールエンジンで排ガスが出ないうえ、スピードも速いです。トヨタドライブアシストやトヨタバーチャルアンカーシステムを搭載。
ヤマハ「DFR-FB」
フライングブリッジ(2階操船用デッキ)仕様で釣りに最適な一台。バウデッキも広いです。エンジンが500馬力と大きくクラッチを入れると大きな振動が出ますが、スーパースローリモコン装備で不快に感じることはありません。
スズキ「FAVAS/HT」
操船と釣りがしやすいフラットなデッキを持ち、V型で波霧切りがよく走破性に優れた船。燃料タンクが真ん中にあり、重量物を中央に置くことで、走行時のバランスが良いのが特徴です。
続いて、「GLIONミュージアム」から出展したクラシックカーを紹介しましょう。
トヨタ「2000GT」
1967年~1970年にかけて、ヤマハ発動機が製造しトヨタ自動車で販売されていたクーペタイプの高級車。生産台数はわずか337台。100台ほどが国内に現存しているといわれ、ファンの間では「幻の名車」「日本唯一のスーパーカー」などと称され伝説と化している一台です。
メルセデス・ベンツ「190SL」
1953年にデビュー。ガルウィングで有名な伝説的スポーツカー“300SL”の約半年後に発表されたモデルです。イギリスのトライアンフやヒーレーに対抗できる2.0リッタークラスのオープン・スポーツカーとして製作されましたが、実際は重量が重たかったため、対抗馬とはなりませんでした。1962年まで生産され、生産台数は2万6000台。300SLの8倍となるヒット作となりました。
モーガン「4/4」
1936年にプロトタイプが発表された、モーガンシリーズでもっともベーシックなモデル。それまでの同社の3輪車とは異なり、4気筒エンジン/4ホイール(ゆえに4/4)のスポーティモデルです。
駆け足でお伝えしましたが、関西フローティングボートショー2015は25日まで新西宮ヨットハーバー(西宮市西宮浜4-16-1)で開催。開催時間は午前10時~午後4時30分までとなっています。