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2023/12/29 21:00

【編集部12名で選んだ】2023年に「観てよかった作品」話題のYouTubeアニメから“世界のネコ”まで【前半】

 

あっという間に2023年も年末ですね。「さて、動画作品でも観ようかな。いや、本を読もうかな」と時間ができた年末に、コンテンツを楽しみたい人も多いのではないでしょうか。

 

GetNavi webでは2023年もモノの深堀りレビューをご紹介しつつ、「エンタメ」や「ブック」カテゴリを中心に、コンテンツのトレンドを配信をしてきました。今回は、編集部12名がそれぞれ選んだ「2023年に観てよかった作品」を前半と後半に分けてご紹介します。「映画」や「本」などあえてジャンルを設定せず、全コンテンツの中から1作品を厳選。その魅力を1人ひとりが熱く語りました。年末年始の作品選びの参考にしてみてくださいね。

 

1.しましまりす『勇者シリーズ』『真・勇者シリーズ』/YouTubeアニメ

 

GetNavi web編集長・山田が選びました!

 

Q.どんな作品?

YouTubeで投稿されているアニメコントタイプのコンテンツです。現在メインでやっている『勇者シリーズ』『真・勇者シリーズ』は毎回1分程度の短い中に、人間の喜怒哀楽が詰め込まれていて衝撃作。アニメコント系のコンテンツは数多くありますが、この作品はそれを飛び越えて、2020年代に入って自分が観た全てのエンタメコンテンツの中で最高峰に面白いです。

 

Q.なぜ観ようと思ったの?

もともとYouTubeのアニメコント動画が好きでいろいろと漁っていたところ、オススメに出てきて一気にハマりました。 なので積極的に観ようと思ったというよりは、たまたま見始めたのがきっかけです。

 

Q.ズバリ、どうよかったの?

とにかく伏線がすごい。そして、絵のタッチからは想像もできないほどに人間の慟哭が描かれ、だけど毎回必ず笑わせてくれます。最初のストーリーは、勇者が魔王を倒しに行くというシンプルなものでしたが、そこからどんどん派生して大どんでん返しも何度もあり。

 

投稿されているタイトルからして期待させるものが多いので、特に好きなエピソードのタイトルを記しておきますね。『モンスター倒したけどアイテムがなかなかドロップしないからクレーム入れる勇者』『【アニメ】四天王の1人が負けて帰ってきてめちゃくちゃ盛り上がる四天王』です。

 

2.『食堂のおばちゃん』シリーズ/文芸書

 

GetNavi web編集部・小林が選びました!

 

Q.どんな作品?

昼はランチを提供し、夜は居酒屋となる下町・佃の「はじめ食堂」を舞台とし、食堂の店員と客との交流を描いた小説。 2015年に第1弾が出て以来、2023年12月時点で第14弾が刊行されている人気シリーズです。

 

Q.なぜ読もうと思ったの?

いつも仕事で記事を読んでいるので、プライベートで息抜きに読み疲れしない気軽な本が読みたいと思い、特に食と酒にまつわる話が大好きなので読み始めました。

 

Q.ズバリ、どうよかったの?

何と言っても「はじめ食堂」で出てくるごはんが美味そうなんです。ランチでは飢えた胃袋にガツンとくる料理、夜は酒によく合う旬の食材を使った料理を提供。価格が良心的なのも好ましいです。また作者が酒好きと見えて、「磯自慢」とか「日高見」とか、出てくる日本酒の銘柄が素晴らしい。シリーズが進むにつれて、スパークリングワインなんかも常備し始めて……もはやトンデモ食堂ですが、こんなお店が近くにあったら最高だろうな、と妄想しています。

 

あとは、食堂の常連だったニート青年が立ち直って食堂の厨房で働き始めるんですが、彼の成長にも驚くばかり。各章がほぼ1話完結の短編となっているのが読みやすいですし、あと2ページで章が終わる……というところで「ナレ死」みたいにあっさり終わるのも爽快で斬新です。現在は第9弾まで読了。仕事が忙しいので続編を買うのをガマンしていますが、早く続きが読みたいです。

 

3.『脱出おひとり島』シリーズ/Netflixリアリティ

 

GetNavi web編集部・鈴木が選びました!

 

Q.どんな作品?

独身の男女が “地獄島”という無人島で、外部との連絡を遮断し、互いの年齢も職業も明かさずある期間過ごしながら、真実の愛を求めて共同生活を送る恋愛リアリティ。

 

Q.なぜ観ようと思ったの?

今夏入院することになり、この際、世界的にヒットをしていると聞いていた『脱出おひとり島』を見てみようと見始めたのがきっかけ。結局、シーズン2→シーズン1と一挙視聴、そして沼に……。

 

Q.ズバリ、どうよかったの?

何にもない地獄島で過ごすことで見えてくる人間性や、恋愛における駆け引きなどもあるが、ただただ島から見える絶景、心地よい音楽、韓国制作ということで隅々まで作り込まれた地獄島に圧倒。また途中マッチングが成立すると、天国島と呼ばれる超豪華リゾートで夢のような一夜を過ごせるが、そのぜいたくさもただただ驚くばかり。

 

日本の恋愛リアリティよりも出演者の感情表現が豊かで、いい感情もマイナスな感情もきちんと伝えるのが新鮮に感じる。その一方で日本と近しいところもあり、いいバランスで見やすくなっている。特にシーズン2の9話~最終話は一気見必至。「結局どうなるの?」が詰まっているため、見る際には予定時間の確認も。

 

4.『岩合光昭の世界ネコ歩き』/NHK BSドキュメンタリー

 

GetNavi web編集部・染谷が選びました!

 

Q.どんな作品?

動物写真家の岩合光昭さんがヨーロッパやアジア、日本など世界のネコを追いかける! NHK BSプレミアム特別番組として2012年に放送された後、不定期でたびたび放送。2023年にはNHK BSとNHK BSプレミアム4Kで『4Kスペシャル』が月1放送されるようになりました。

 

Q.なぜ観ようと思ったの?

猫が大好きなのですが、住んでいる場所がペット禁止で飼えないため、画面越しでもいいから猫要素を取り込みたかった! 動物の中でも猫が大好きだという岩合さんの猫愛あふれる映像を観てみたかったのもあります。

 

Q.ズバリ、どうよかったの?

猫の目線になったり、人の目線になったり、定点カメラ的な第三者目線になったりと、とにかくカメラアングル多彩で観ていて飽きません! 撮影場所が世界遺産や一大観光地、各国の首都などで、家に居ながら世界一周旅行をしている気分になります。

 

『世界ネコ歩き』のセオリーとして、猫は人間と一緒に世界に広まったんだから、土地ごとに猫がまとう雰囲気も違うはず! という考えがあって撮影しているみたいですが、まさに「#3シチリア」回はそれがよく表れていたなと感心。おやつ(?)のスパゲティ・ポモドーロをムシャムシャ食べている猫たちを見て「さすがイタリア」と思いました。ちなみに岩合さんの1番好きな食べ物はポモドーロらしい。そういうエピソードが聞けるのもファンとしてはうれしいです。

 

基本的に岩合さんのカメラで撮影しているようですが、たまに猫を撮っている岩合さんを写した別アングルにもなります。その際、猫との距離の縮め方が勉強になる! 岩合さんが思い描いたポージングを猫がする時に、岩合さんから発せられる慈愛に満ちた「い~コだねぇ」の台詞は、このシリーズのハイライトといっても過言ではない。

 

5. 『カンフースタントマン 龍虎武師』/ドキュメンタリー

 

GetNavi web編集部・芦田が選びました!

 

Q.どんな作品?

1980〜90年代、ハリウッド大作を向こうに回し、全世界の“男子”を虜にしたのが香港アクション映画。ジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、リー・リン・チェイ、ドニー・イェン……数多のスターたちによる空前絶後のアクションを陰に日向に支えたスタントマンたち! 不可能を可能にした彼らの壮絶な生き様に迫る!! ドキュメンタリー作品です。

 

Q.なぜ観ようと思ったの?

当時も今も繰り返し観るあの映画の、あのアクションはいったいどうやってできたのか、その裏側をスタントマンタたちが語る。ゴールデンハーベスト社のロゴと音楽を聞くだけで血湧き肉躍るオッサンに「観ない」という選択肢はないのです。

 

Q.ズバリ、何がよかったの?

『プロジェクトA』『ポリス・ストーリー/香港国際警察』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』といった名作のメイキングやアーカイブ映像により、心躍ったアクションシーンがどのように作られたかがよくわかりました。また、どれくらい頭のおかしいアクションが行われていたかが(マットなしのアイススケートリンクに3階から落ちるとか)映像とコメントで語られることで、当時の香港アクション映画の熱量が画面越しにも伝わってきます。

 

スターが率いるスタントチーム(ジャッキー・チェンなら「成家班」、サモ・ハンなら「洪家班」)ごとのプライドのぶつかり合い、より過激になっていくアクション、決して「NO」と言わないスタントマンたち……彼らの技術と心意気に胸が熱くなります。また1970〜2000年代の香港映画界の栄枯盛衰の歴史がわかる構成となっていて、これも観所のひとつ。

 

「なぜ、1シーンも出ない?」と思っていたラム・チェンイン(『霊幻道士』の道士役、洪家班の一員、1997年に44歳で早逝)がエンドロールでがっつりフューチャーされて、涙が止まりませんでした。サモ・ハン・キンポーやドニー・イェンなどのスターが出演している中、ジャッキー・チェンの出演はなし。やはり最近中国政府寄りの発言ばかりしているからでしょうか……残念。

 

6.『F-ZERO 99』/ゲーム

 

GetNavi web編集部・浦和が選びました!

 

Q.どんな作品?

ゲームなので「やってよかった作品」としてピックアップ。2023年9月15日にリリースされた、 Nintendo Switchでプレイできる『F-ZERO』シリーズ19年ぶりの新作です。NSO加入者限定タイトルで、加入期間中であれば無料でプレイできます。

 

Q.なぜプレイしようと思ったの?

F-ZEROシリーズは10代後半~20代前半まで熱中していたタイトルで、サテラビュー版以外はシリーズ全作プレイして、賛否両論といわれたアニメも全話観たほどの熱心な「エフゼラー」でした。しかし、9月の「ニンダイ」でF-ZEROの新作として発表された時は……正直、落胆の方が大きかったです。

 

本作はSFC版の“元祖”F-ZEROがベースとなっていて、プレイアブルキャラクターも当然ながらファルコン様、スッチー先生、ピコ、ゴローの4人しかいないので、「ジョディやシャドーたちのいないF-ZEROなんて今更何を……」と心底落ち込み、リリースから2か月くらいは未プレイでしたが、ある日「元祖F-ZEROのルールで戦える!」というアップデート配信のニュースを見て、「SFC版ルールなら私にも勝機はあるかもしれない……行くぞ、一点読みだ!」と思い立ち、「これはSFC版のスピンオフ」と割り切り、プレイするに至りました。

 

Q.ズバリ、どうよかったの?

最初は基本の99人バトロワモードではなく、前述の元祖F-ZEROルールのモードばかり参戦していたので、F-ZERO 99の新ルールには不安しかなかったのですが、いざやってみると、スピンアタックが連続して使えなかったり、ライバルの少ない道(スカイウェイ)を通って展開を有利にできたり……など、しっかり99人バトロワ形式のF-ZEROに落とし込まれたルールで「よくできているなぁ」と感心しきりでした。2組に分かれて戦えるチームバトルもあるので、1人ではなかなか完走できずに勝てないという時は、チーム戦に挑んでみるのもよいかもしれません。途中で脱落しても相手チームへの妨害で、チームの勝利に貢献するのも面白いですよ。

 

99人対戦のスタート時、99台のマシンが横一列に並んでスタートする光景は壮観です。あれは必見ですよ。最初見た時は感情の行き場がわからなくなりましたから(笑)。NSOに加入している人は今すぐ本作をDLして、ぜひスタートシーンを見るためだけにプレイしてください(笑)。もともとSFC版はどのコースもゴロー一強で、本作も99人対戦ではゴローばかり集まってしまうのかと思いきや、意外とスッチー先生やピコともマッチングするし、さらには1位を獲ることも。SFC版をやり込んだ私としては、そこに驚きを感じてしまうのでした……。ちなみに私は序盤こそ上述の理由でゴローを使っていたものの、最近ではもうずっとファルコン様しか使っていません(笑)。

 

 

後半記事では映画を中心にまとめています。2023年に話題になった“あの作品”も……? ぜひチェックしてみてください。