ソロキャンプが話題を集めるなど、アウトドア熱が高まる昨今。本格的なアウトドアシーズンを前に、アイテムの吟味を始めている方も多いのでは? そこで注目してほしいのが、アイリスオーヤマ。現在は家電メーカーとして有名になりましたが、同社はもともと生活用品のメーカーゆえ、アウトドアに使えるアイテムも数多く取り揃えているのです。というわけで、子どものころにはよく家族でキャンプをしていたという新入社員の広報女子・髙橋里奈さんに、アウトドアで使えるおすすめの製品を紹介してもらいました!
オススメアイテムその1
悪路でも乗り上げて進むショピングキャリー用フレーム
まずはショッピングキャリー用フレームです。テントサイトと駐車場が離れているキャンプ場はまだまだ多くあります。バーベキュー施設に至ってはむしろ車の乗り入れができない場所のほうが多いくらい。そんなとき、荷物を運ぶためのキャリーカートが便利ですが、ホームセンターなどで売っているキャリーは車輪が小さく、芝生や砂利道などの未舗装路では使いづらいものでした。その点、今回紹介するアイリスオーヤマの「ショピングキャリー用フレーム 3輪タイプ」は、車輪が片側に3個ついているので、「石に引っかかったときでも乗り上げて進むことができ、段差でもいちいち持ち上げずにそのまま引いていくことができるので、悪路が多いアウトドアにも便利です」(髙橋さん)。
フレームもガッチリ頑丈な作りで、重いバーベキューグッズがラクラク運べそう。価格は2000円(税別・アイリスプラザ価格・以下同)。このキャリーの合わせた保冷バッグ(下写真)も用意してあります。肉や魚など生鮮食品を運ぶのに便利で、アウトドアというより普段のショッピングで活躍しそう。価格は1980円です。
オススメアイテムその2
たくさんの具材を挟めるホットサンドメーカー
続いて紹介するのは「具だくさんホットサンドメーカー」。マンガやテレビドラマなどで紹介されたこともあり、ホットサンドメーカーがいま静かなブームに。アウトドアシーンでも、朝にホットサンドを食べるキャンパーも増えています。そんな背景を受けて同社では、2枚の食パンをそのまま焼くシングルタイプ(2780円)と、食べやすいように真ん中から2つに分けられるダブルタイプ(2980円)を用意しています。
特徴の1つは、上下のプレートをつなぐ蝶番に幅があるので、大きな具材、たくさんの具材を挟めること。2つめは、食パンの耳の内側にあたる箇所にパンを抑え込む仕切りがあるので、たくさん具材を入れても上下のパンがしっかりとくっつき、ボロボロと落とさずにすむことです。「上下を取り外せるので、ミニフライパンとしても使用できます」(髙橋さん)。できるだけ荷物を減らしたいソロキャンパーにぴったりかも。
オススメアイテムその3
凹凸コーティングで油なじみが良く、ムラなく焼けるフライパン
次も調理道具です。これまた最近ちょっと流行しているスキレット風のフライパン。その名も、そのまま「スキレットコートパン」。スキレットとは鋳鉄製のフライパンのことで、分厚い鋳鉄によりゆっくりと温度が上がっていき、食材に均一にじっくりと熱を通すことができるので、肉料理を柔らかくジューシーに仕上げることができます。ゆえに、スキレットはダッチオーブンと並び、漢キャンパーの憧れのツールなのですが、鋳鉄製で重いし、すぐ錆びるのでお手入れが面倒。その点、同社のスキレットコートパンは、スキレット風に凹凸のあるコーティングで油なじみをよくし、ムラなく焼くことができます。
見た目はスキレットですが、中身はフッ素コーティングされたアルミ製なので28cmモデルでも860gと軽く、「お手入れも中性洗剤で洗うだけと簡単です。木製のハンドルは、アウトドアだけでなくおしゃれなキッチンにも合いそう」(髙橋さん)。「スキレットかっこいい! …でも実用性も欲しい!」という、筆者のようななんちゃってキャンパーにオススメです(笑)。価格は、IH非対応の20cmが1580円、同28cmが2480円など。IH対応もあります。
オススメアイテムその4
カンタンに膨らませることができる2000円以下のエアベッド
お次はエアベッドです。テントサイトは芝生でもゴツゴツしていて寝にくいので、寝袋の下にマットは必需品。とはいえ、安い銀マットでは薄くて全く役に立ちません。その点、同社のエアベッドは価格1980円とリーゾナブルなのに、膨らませれば厚さ22cmにもなって地面の凸凹をまったく感じさせない逸品。エアベッドなので寝返りを打つとキシキシしますが、寝心地は悪くありません。
押しても引いても空気が入るダブルアクションポンプ付属で、女性の力でも3分程度で膨らますことが可能。エアベッドは空気を抜くのが面倒な商品もありますが、同社の製品はバルブを抜いて反対側からクルクル巻いていけばどんどん空気が抜けていくので、片付けも簡単。テントの中だでなく、車中泊の場合にも車のシートを倒した際の凸凹が解消されて寝やすくなります。価格が安いので、防災用に家族の人数分を用意していくのも良いでしょう。
オススメアイテムその5
水と電気のない場所でも使用できるバッテリー式高圧洗浄機
アウトドアレジャーから帰ってきたら、高圧洗浄機で車やテント、テーブルなどキャンプグッズのお手入れを一気に済ませてしまいましょう。タンク式高圧洗浄機 SDT-L01N(3万4800円)は、上部のバケツに26Lの水を貯められるとともに、充電式(最大5時間の充電で約10分の連続使用が可能)なので水と電気のない場所でも使用できるのが最大の特徴です。
ノズルの先端を回せば低圧にもできるので、クルマやキャンプグッズ、バーベキュー用品などだけでなく、海水浴や水遊びのときにも便利。塩水や砂を落としてササッと車に乗り込んで帰宅できますし、浮き輪やパラソルなどビーチで使ったグッズの水洗いにも重宝します。夏だけでなく、秋のお彼岸の時にお墓の清掃にも活躍するはず。墓石にこびりついた苔や汚れを高圧水流で一気に流し落としてさっぱりピカピカにすればご先祖様も喜ぶでしょう。日常的には、お風呂の壁・天井の掃除に便利なので、1台持っていて損のないアイテムです。
秋の行楽シーズンに向け、今回紹介した5つのアイテムは大いに役立つはず。リーズナブルな製品が多いのもうれしいところです。また、同社の商品群はかなり幅広いので、アウトドア・レジャーに使えるほかの製品を探してみても面白いでしょう。筆者は、そろそろご先祖様に怒られそうなので、高圧洗浄機を持ってお墓をキレイに掃除に行こうかなと思っています。