今年は台風の被害によって全国各地で停電が相次ぎ、あらためて乾電池の存在価値が認識されたのではないだろうか。そういった災害のシーンに限らず、ごく身近でも、乾電池の真価がものを言うシーンはある。一例がキャンプだ。趣味のキャンプを通じて、日頃から乾電池の重要性を理解しているGetNaviの正田編集長とともに、乾電池の選び方をチェックしていこう。
【目次】
1. なぜキャンプでいい乾電池が必要なのか?
2.「エボルタNEO」がキャンパーの期待に応える理由
3.「エボルタNEO」で駆動させたい最新キャンプギア10
ソロキャンプ歴6年のGetNavi編集長が説く、なぜキャンプでいい乾電池が必要なのか?
キャンプブームが再燃している。だがもっともキャンプ人口が膨れ上がった1990年代のブームと異なるのが、ソロキャンパーが増えたこと。インターネットから情報の入手が容易になったことや、ソロキャンパー向けの装備の充実などによって、一人でも充実したキャンプができるようになったことなどが背景にあるが、そんなブームもどこ吹く風、長くソロキャンプを楽しんできた生粋のキャンプホリックであるGetNaviの正田省二統括編集長に、キャンプの楽しみと、なぜキャンプでいい乾電池が必要なのかを聞いた。
GetNavi統括編集長 正田省二
2019年4月に着任した、ツイードの上下が似合う柴又男子。毎週末、世俗と交信を遮断しソロキャンプに勤しむこと6年の筋金入りだ。
“一人”になりたいソロキャンプは冬こそシーズン
日帰りから2-3泊まで、ソロキャンプを楽しむべく頻繁にキャンプ場や山へ行くという正田編集長は、その魅力について「一人になれるから」と答える。都会に住み仕事をしていると一人になれる機会は少ない。「だから、ファミリーキャンパーがいなくなる冬こそが、自分にとってのピークシーズンなんです」。
ソロキャンプの楽しみは、「非日常と日常を同時に味わえること」だとか。「普段何気なく過ごしていることの大切さを噛みしめられるんですよ。使った食器を米の研ぎ汁で洗うと洗剤いらずで環境にやさしいとか、限られた食材の中で調理すると米一粒すら貴重に思え、自然の恵みに対して感謝の気持ちが湧いてきます」。
ずっと使い続けたい、と思わせるギアを選び抜く
非日常と日常を同時に味わうために重要なのがギア選びだ。ソロキャンプゆえ、荷物は最小限に絞り込み、本当に必要なものだけを持っていくが、それだけにギア選びにはこだわりが強い。「一度手にしたらずっと使い続けたい、と思わせるものを選びますね。選ぶポイントは、実用性に富み、耐久性が高く、飽きないデザインであることです」。
大事なギアは電源となる乾電池にもこだわる
特に、夜をいかに快適に過ごせるかは、使うギアによって大きく左右される。際たるものが光源だ。設備の整ったオートキャンプ場より、照明設備のない林間のフリーサイトや、ときにはキャンプ場ではない森の奥深くで夜を明かすこともあり、「50cm先すら分からない漆黒の闇の中で、光源は生死を分けるほどの重要なもの。野生動物から身を守るためにも光源は絶対に欠かせません」。そこで重要になってくるのが、電源となる乾電池だ。正田編集長はとくに「エボルタNEO」に全幅の信頼を置いており、自身のキャンプには欠かせない存在だと話す。
では、なぜ「エボルタNEO」なのか?
「エボルタNEO」がキャンパーの期待に応えられる理由
なぜ「エボルタNEO」なのか、キャンプホリックならではの視点とともに、それに応え得る「エボルタNEO」の技術的裏付けを一つ一つ紐解いていこう。解説してくれたのは、「エボルタ」シリーズの商品企画に携わって7年の堀健平さんだ。
パナソニック
アプライアンス社
コンシューマーマーケティングジャパン本部 商品センター
エナジー&ライフソリューション商品部
堀健平さん
【期待1】強いパワーが長持ちするか?
正田編集長「ソロキャンプではやっぱり荷物を極力少なくしたい。重くなるので、予備の乾電池もなるべく持っていきたくないんです。だから、パワーが長持ちする乾電池がいいですね。ランタンだけでなく、複数のギアが2−3泊のキャンプで電池を入れ替えることなく使い続けることができれば、荷物が最小限にできて言うことなしです。キャンプは人里離れた場所に行くことも多く、電池切れは命取り。寿命の長さは重要です」
3つの技術革新で長持ち性能をアップ!
堀さん「乾電池はサイズが世界基準で決められており、その中にいかに材料を詰め込むかで長持ち性能が左右されるんです。『エボルタNEO』では長持ち性能をアップさせるために3つの技術革新を成し遂げています」
1つ目が、材料の革新である。「粒子が揃った高密度・高純度の材料と、その結合剤を新たに開発し材料の結合を高めたことによって、隙間が減少して充填量が増加しました。また、負極側には新しく添加剤を加えたことで反応効率がアップ。つまり、最後の最後まで粘りが出るようになったんです」(堀さん)
続く2つ目は、工法の革新。「高密度・高純度の材料が詰まったペレットの成形工法を革新することでペレットを均質化、充填技術も革新することで充填量の増加を図りました」(堀さん)
そして最後が、構造の革新だ。「正極と負極を分けるセパレータを約25%薄型化に成功、さらに溝部分の折り曲げ角度を狭めてV字型するなどにより、材料の充填スペースを拡大しました」(堀さん)
【期待2】液もれのおそれが少ないか?
正田編集長「キャンプに毎月・毎週行けるとは限りません。仕事の都合や天候によってキャンセルになると、うっかりギアに電池を入れっぱなしにしてしまうことも。こだわって購入したお気に入りのギアが、乾電池の液もれで使えなくなるのは避けたいですね」
液もれ防止製法を採用!
堀さん「乾電池の使用で、最も多いトラブルが液もれです。『エボルタNEO』は、注入した銀化合物の触媒作用により液もれの原因となる水素ガスを分解し、二酸化マンガンによる吸収を促進することに成功しました。これにより、過放電後のガス発生量を約30%削減でき、液もれしにくい製法を作り出すことができたんです」
【期待3】買い溜めしておいた電池もしっかり使えるか?
正田編集長「例えば単3形乾電池の場合、僕はいつも20本パックを買っています。防災用も含めれば、さらに多くをまとめ買いしているので、ストックしていた乾電池がいざという時に使えなかったら困りますね。長期保存していてもパワーが衰えず、安定して使えることは、防災用としてもアウトドア用としても不可欠です」
長期保存しても性能をキープ!
堀さん「乾電池は、使用しないでいても時間とともに放電してしまいます。パナソニックでは経年劣化率は公表していませんが、『エボルタNEO』はこの劣化率をチタンパワーによって抑制することに成功しました。なお『エボルタNEO』は『エボルタ』に比べて、10年後の放電性能が約20%アップしています」
キャンパーの期待に応える「エボルタNEO」の革新性をチェックできたところで、正田編集長が選んだ「エボルタNEO」で駆動させたいキャンプギアを10点、紹介したい。