定番の中の定番 L.L.Beanの「フィールドコート」。このコートに影響を受けた製品は数え切れないと思います。なんと登場は1924年、今年で100周年!機能性重視のアウトドアウェアの世界で、100年のロングセラー。本物のレジェンドです。
100周年を記念して
L.L.Bean ビーンズ・フィールド・コート、インサレーテッド
35,200円(税込)
定番なのになぜか縁のないモノって、誰にでもあると思います。
タイミングの問題かもしれません。フィールドコートにはじめて出会ったのは随分と昔、オイルの匂いとズッシリとした重さが印象に残っています。散弾が入れやすいフロントポケット、背中には獲物(鳥や魚)を入れるための大型ポケットがありました。私にはヘビー過ぎて、マウンパを選んだ記憶。
今年、100周年を記念して、2種類のフィールドコートが発売されました。
私が購入したのは、ジャパンエディションの「フィールドコート インサレーテッド」。オイルの匂いはしないし、背中に獲物入れはありません。
着やすくなったジャパンエディション
日本の気候と使い方を意識して、日本法人のスタッフが監修した製品。表地はコットン45%、ポリエステル、ナイロンの混紡生地でとても柔らか。屋外と屋内の温度差や、運動時にも有効な余分な熱や汗を逃す保温剤である「東レ 3DxFX+」を採用。腕を抱える動作に対してのストレッチが良く効くので、着心地にも貢献しています。
私の住む静岡なら、冬のアウターとして十分です。カラーは、私が購入したモノはNight(黒)、他カラーはDk Oliveがあり、サイズはMとL。
ゆったりとした設定なので、普段はXLを選ぶことが多い私でもLで余裕があります。肌が触れる部分にはソフトなコーデュロイ生地。抜群の位置のハンドウォーマポケット、そのハンドウォーマーポケットがフラップになっている左右のポケット。
左胸にジッパー付きのポケット。肘の部分にマチがあり、これが腕の動かし易さに繋がっています。すべてに気が利いていて、その昔試着したズッシリしたフィールドコートとは全く別物の軽い着心地です。ジャパンエディションと言うと、何だか牙を抜かれて飼い慣らされた感じがしますが、このぐらいソフトになったおかげでデイリーユースに最適になっていますね。
コートに導かれるように
それでもやはりフィールドコート。着ているとコートに導かれるようにフィールドに出かけたくなります。
長野の旅行で購入した「八幡屋礒五郎」(やわたやいそごろう)の七味唐辛子も100周年の記念缶が出ていました。100周年同士のレジェンドが出会った瞬間です。
車の運転にもバッチリ
腕の動かし易さと着丈のサイズ感など、クルマの運転にバッチリ。シートヒーターの付いていないクルマに乗る人に特にオススメです。
ジャパンエディションとは別に、もう少しオリジナルの感じを残した「1924 フィールドコート」も記念モデルとして発売されています。ブリティッシュ・ミラレーン社の洗濯機で洗えるワックス・コットン素材が使われていて、そちらもとても気になっています。