スポーツ
サッカー
2017/3/25 20:00

ドイツのブンデスリーガで珍場面!「予想外の選手交代」で敵味方ともに笑顔に

球技には、選手交代がつきもの。野球やサッカーのように交代で一度ゲームを離れたらもう戻ることができない競技がある一方、バスケットボールやバレーボールは試合中、同じ選手が何度も交代することができる。

 

面白いのは、2020年の東京五輪で野球とともに追加競技として復活したソフトボール。

 

先発の9人はいったん試合から退いても、一度に限りリエントリー(再出場)することができる。ただし、再出場する場合は自身の元の打順を引き継いだプレーヤーと交代しなければならず。それに違反し、相手チームからアピールがあると、「再出場違反」となって違反した選手と監督は退場になる。

 

さて、サッカーの公式戦では、3人の交代枠というのが一般的だ。ただ、国際サッカー連盟(FIFA)は現在、国際サッカー評議会(IFAB)によって承認された「延長戦に突入した場合に限り4人目の交代を認める」という4人交代制を試験導入中。いずれ正式採用されることになるかもしれない。

 

そんな選手交代における珍場面が先日、ドイツのブンデスリーガで発生した。

 

先制点を奪い試合を優位に進めていたバイヤー・レヴァークーゼンだが、終盤にヴェルダー・ブレーメンが同点弾。レヴァークーゼンはホームでの試合ということもあり、直後にFW同士の交代を選択する。

 

サッカーで選手交代といえば通常はタッチラインの中央で行うことが多い。しかし、退く選手がピッチの外に出れば交代は可能であるため、7番のハビエル・エルナンデスは時間の短縮を考えてゴールラインから外へ……。

 

これに騙されたのがブレーメンの18番、二クラス・モイサンデルだった。ちょうどコーナーキックの場面だったためマンツーマンで相手に付いており、エルナンデスがピッチから出たところでようやく状況を理解。「何だよ、紛らわしいな」とばかりに笑顔を見せた。気持ちはわかるぞ!

 

試合は結局、1対1のまま終了している。