グランドスラム(4大大会)がすでに終了した2017年のテニス界。ATPワールドツアーもいよいよ佳境を迎えており、11月12日から19日にかけてはランキング上位選手によるNitto ATPファイナル、同24日から26日には国別対抗戦のデビスカップ決勝が開催される。
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— Davis Cup (@DavisCup) September 17, 2017
デビスカップ、今年の決勝はフランス対ベルギー。初優勝を目指すベルギーはもちろん、フランスも9度目の優勝を果たした2001年以降、2002年、2010年、2014年と3度決勝で敗れており、地元での決戦に向けて燃えているに違いない。
さて、そんなATPワールドツアー、先日開催されたマスターズ1000のロレックス・パリ・マスターズにおいて、非常にユニークなプレーが見られた。男子シングルスの3回戦、ラファエル・ナダル(スペイン)対パブロ・クエバス(ウルグアイ)の試合でのことだ。
Pure magic from @PabloCuevas22 in Paris.
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— Tennis TV (@TennisTV) November 2, 2017
世界ランク1位ナダルがサーブから相手の短いショットで前へ。「どこへ打つ」と観客がクエバスの“次の一手”に注目した場面だが、「どうやって打つか」を気にかけたファンはほとんどいなかったに違いない。
ボールに対して正面で待ち構えたクエバスが繰り出したのは、まさかの股抜きショット!さすがのナダルもこれは想定外だったようで反応できず、ボールは見事なコースに決まりクエバスのポイントとなった。リプレイで映し出された男の子の表情がとっても印象的なスーパーショットだ。
なお、この試合をセットカウント2-1で制したナダルだったが、ひざの負傷により次の準々決勝は棄権。大会は第16シードから勝ち上がったジャック・ソック(アメリカ)が制している。