去る2月20日、新スポーツ「ヘディス」のヘディスチャンピオンシップ日本予選(第2回全日本ヘディス選手権)の開催発表会見が、イオンモール幕張新都心にて行われた。
ヘディスとは、ドイツ発祥の“ヘディングで行う卓球”。その詳細はこちらの記事(第1回全日本選手権・決勝大会レポート)を見ていただくとよくわかるはず。2回目を迎える全日本選手権は、イオンモール株式会社の協賛を得て、第1回大会より大幅にその規模を拡大。全国を7つのエリアに分け、それぞれの地区のイオンモール7会場で、エリア予選大会が行われることになった。
そして各予選を勝ち抜いた14名が、6月17日、東京都江戸川区の東京スポーツ・レクリエーション専門学校に集結し、決勝大会が行われる。栄えある第2回優勝者には、11月にスロバキアの首都ブラチスラバで開催される、「ヘディスチャンピオンシップ」に日本代表選手として出場する権利が与えられるという。
さらに今回、元サッカー日本代表の秋田 豊さんが関東予選に出場することも発表された。実は秋田さん、昨年11月に開催されたもう1つの全国大会「第1回ヘディス日本オープン」に出場し、3位入賞した経験を持つ。それだけに、今回は本気で優勝を狙っている模様だ。会見でも「ヘディングと言えば誰ですか? ワタシでしょ」と、その自信をのぞかせた。
さて、会見にはこの秋田さんのほか、お笑い芸人のペナルティ、ガリットチュウ、尼神インターの3組がゲストとして登場。記者会見を盛り上げた。まずは秋田さんがヘディスの見本ラリーを披露し、続いてペナルティのヒデさんと尼神インターの渚さんがヘディスに初挑戦。2人とも本当に初めてということだが、すぐに何本かラリーが続いた。
その後は、ペナルティのワッキーさんと尼神インターの誠子さんが変顔をしながらヘディスをしたり、ガリットチュウの福島さんが貴乃花親方に扮して登場し、秋田さんとヘディスで対決したりするなど、会場を楽しませていた。
会見ではゲストの吉本芸人の皆さんがヘディスを体験したわけだが、先ほどの渚さんのように、初めてであるにも関わらず、すぐに楽しめるところがヘディスの大きな魅力。誠子さんも含めて女性でもすぐに楽しめていたことから、ペナルティのヒデさんは「婚活イベントにも向いてるよね」とその魅力を語った。一方、サッカー経験のあるワッキーさんは早速「大会に出てみたい」とも。ヘディスは誰でも楽しめて、なおかつ競技性も高いのだ。
ところで、今回の全日本大会のキャッチフレーズは「でてこい! ヒーロー!」……ということで、多くの人の参加を呼びかけている。各エリアの予選へのエントリーは、ヘディスの公式サイトから事前申し込みの形で予約ができるうえ、イオンモール各会場でも大会当日は体験会を実施し、当日エントリー枠を必ず用意するとのこと(方法は後日公式サイトから発表される)。しかも参加費は無料! まだまだヘディスの競技人口は少ないので、誰にでも日本一のチャンスがあると言っても過言ではありません。
秋田さんは「サッカー経験者が有利なはず」と語っていたが、最初の段階ではアドバンテージはあっても、いったんコツをつかんでしまえば初期の差は解消される。なぜなら、ヘディスはサッカーではなく、卓球やテニスのような打ち合いであるところがミソ。サービスやラリーから、いかに自分に有利な状況に持ち込むか、その戦略性が重要かつ楽しい競技なのである。
前回大会優勝者も、わずかな練習期間を経て試合に臨み、見事に栄冠をつかんでいる。次のヒーローは、これを読んでいるあなたかもしれない。ヘディスチャンピオンシップ日本予選の日程は以下の通り。参加方法、あるいは練習場所やボールの入手方法はヘディスの公式サイトで確認してほしい。
【エリア予選】
3月24日/東北予選/イオンモール盛岡・イーハトーブ広場
3月31日/東海予選/イオンモール常滑・サウスコート
4月1日/北信越予選/イオンモール高岡・セントラルコート
4月7日/九州予選/イオンモール三光・イオンホール
4月14日/関西予選/イオンモール堺鉄砲町・ノースコート
4月15日/中四国予選/イオンモール岡山・未来スクエア
4月21日/関東予選/イオンモール幕張新都心・グランドコート ※秋田氏出場
【決勝大会】
6月17日/東京スポーツ・レクリエーション専門学校・第2校舎アリーナ
参加人数:14名
(出場枠:関東3枠、東海3枠、関西2枠、九州2枠、中四国2枠、東北1枠、北信越1枠)
■ヘディス公式サイト
http://headis.jp/