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ランニング
2019/12/4 18:30

「デサント」が厚底ランシュー人気に一石を投じる。日本人の足向けに開発したシューズ、その名も「GENTEN」

デサントジャパンは日本人のランニングを徹底的に分析し、日本人が速く走ることを追求した薄底タイプのシューズ「原点(GENTEN)」を発表しました。昨今のランニングシューズ市場で流行している厚底モデルと差別化します。シューズ大好き編集部員・野田が、そのGENTENのレポートをお届けします。

 

開発に約2年!薄底ランニングシューズを一挙に3足投入

これはデサントジャパンが、一度は撤退したランニングシューズ市場に再参入するというニュースでもありました。同社はランニングシューズを皮切りにシューズカテゴリーを中長期的に成長させ、アパレル、アクセサリーを含む総合スポーツブランドとしてのブランド価値向上を目指します。

新シューズ「GENTEN」のコンセプトには「新・薄底、新感覚の推進力〜日本人ランナーの足を創る」を掲げ、約2年をかけて分析した日本人の足の形や走行時の負担のかかり方などを踏まえて、薄底でありながら反発力を備え、走行時のストレスを軽減したモデルを開発。第1弾ではエントリーランナー(実業団、学生)向けのスピードシューズ「GENTEN-EL(Elite)」。フルマラソンのタイム3時間前後を目指す一般シリアスランナー向けのレース用マラソンシューズ「GENTEN-RC(RACE)」。フルマラソンのタイム4時間前後を目指すランナー向けランニングシューズ「GENTEN-ST(Speed Training)」の3型を発表。

↑GENTEN-EL(Elite)1万7600円(税込)。27.0cmの場合、片足の重さが約188g

 

↑GENTEN-RC(RACE)1万5400円(税込)。ネイビーとブラックの2色展開。27.0cmの場合、片足の重さが約200g

 

↑GENTEN-ST(Speed Training)1万3200円(税込)。ネイビーとシルバーとオレンジの3色展開。27.0cmの場合、片足の重さが約224g

 

日本人の足の形に合わせて細めの踵や幅広の形状をベースに成形し、走行時の足ズレを防ぐために甲周りに伸縮しにくい生地を採用しています。また、ミッドソールの踵側半分を前足部よりも厚くし、中足部になめらかな段差を作ることで高い推進力を実現したほか、アウトソールには、子会社のINOVEIGHT LTD.がマンチェスター大学と共同開発してノーベル物理学賞受賞の対象となった高強度素材「グラフェン」を使い、薄さと強度を両立させています。

↑前足部と踵部分の高低差をもたせた独自のドロップ構造

 

発表会当日には、陸上・長距離走塩尻和也選手のアドバイザリー契約も発表されました。ウエアやシューズの使用感を今後のデサント商品の開発に役立てていくと言います。

↑左からデサントジャパン 第1部門 フットウェア開発部 部長 大辻俊作さん、塩尻和也選手、デサント取締役 常務執行役員・デサントジャパン 代表取締役社長 小川 典利大さん

 

また、11月15日よりデサント公式通販サイトDESCENTE STOREにて、受け付ていたGENTEN先行予約分が予定の100足完売となり受け付を終了していますが、12月13日より一般販売を開始します。

前述した通りランニングシューズシーンでは、現在クッション性と推進力がある厚底シューズが人気となっています。薄底タイプが日本人の足に合うという通説もありますが、接地面が足裏にダイレクトに伝わるGENTENが、どうランニングシューズシーンに影響を与えるのか楽しみです。

 

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