2014年のニューヨーク・ヤンキース加入から、6年連続で10勝以上。MLB通算では75勝43敗、防御率3.75の堂々たる実績を持つ田中将大選手。次のシーズンも、名門・ヤンキースの中軸投手の1人として、悲願のワールドシリーズ制覇に向けた闘いに挑む。
その田中選手自身がプロデュースするブランドが、『MTXIX』。読み方はエムティーナインティーン。Masahiro Tanaka のイニシャルと、ヤンキースでの背番号19をローマ数字で表現したという、知ってしまえばわかりやすいブランド名だ。
この『MTXIX』、これまでもファンアイテムの枠を飛び越え、実にバラエティに富んだ多彩なコラボレーション商品を発表してきた。
2019年11月には、田中選手と誕生日が同じという理由で、なんとサンリオの世界的キャラクター、『ハローキティ』とコラボしたTシャツやパーカーなどを発表し、ファンを驚かせた。
一方で同9月には、デニムアーティストの越後谷隆之氏が立ち上げたデニムファクトリー「BOWERY BLUE MAKERS」とのコラボレーションを発表。ハイクオリティな商品へのこだわりも見せている。また、アイドルグループのももいろクローバーZのファン、“モノノフ”を自認する田中選手だけに、毎年のようにももクロとのコラボグッズも発表しており、こちらはそのモノノフたちに大人気だ。
そして、『MTXIX』は同12月、今度はニューヨーク・ヤンキースとのコラボモデルを発表した。前代未聞の所属チームとのコラボレーションである。
田中選手自身がパーソナリティを務めるラジオ番組があるなど、関係の深いニッポン放送65周年企画として制作されたこの商品。MLB公式キャップサプライヤーとして知られる、ニューエラのオリジナルモデルだ。
キャップのシルエットは、田中選手が普段の試合でも着用しているニューエラ伝統の「59FIFTY」。ただし、素材はポリエステルではなくウールを使用しており、クラシカルで高級感ある作りになっている。そして前面には、ヤンキースのチームロゴが入り、右サイドにブランド名「MTXIX」が控えめに刺繍される。
いくら所属選手とはいえ、厳格な商標管理で知られるMLBやヤンキースとのコラボが可能となったのは、やはりバリバリの現役メジャーリーガー・田中将大という存在を抜きにして語ることはできないだろう。
田中選手自身も、「ヤンキースとのコラボモデルが実現してとても嬉しいです! 素晴らしいクオリティでとても満足しています。ぜひこのキャップを被ってスタジアムに遊びに来てください」と、その出来栄えには満足しているようだ。
それだけに、新年1月2日、田中選手のラジオ番組の放送があった直後の深夜12時から120個限定で売り出したところ、即完売してしまった。田中将大選手を応援したいという気持ちに加え、品質も高く、さらにはレアな限定モデルとなれば、そうなってしまうのもうなずける。
いわゆるファングッズを超え、1つのキャラクターブランドのような多彩で魅力的な展開を見せてくれる『MTXIX』。田中選手の2020シーズンの活躍同様に、今後のコラボグッズの展開にもおおいに期待していきたい。
田中将大オフィシャルサイト:http://masahiro-tanaka.jp/