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2019/12/27 6:15

イチロー、大谷翔平に田中将大。2019年日本人メジャーリーガーの名シーンを振り返ってみた

ワシントン・ナショナルズが球団史上初の優勝を果たし、幕を閉じた今年のMLB。今シーズンは日本人にとっても、思い出深いイベントが多数あったのではないだろうか?そんな激動の2019年をSNSで振りかえってみたい。

 

まずは、なんといってもイチローの引退だろう。1月にマリナーズとマイナー契約を結ぶと、日本で行われたメジャーリーグ開幕2連戦の直前にメジャー契約を交わし、先発出場を果たした。しかしながら、2試合を通じてノーヒットに終わり、試合終了後に現役の引退を発表。日本のみならず、全米中に衝撃が走った。

 

「最低でも50歳まで現役を続けたい」と常々公言していたイチロー。日本での開幕戦をきっかけに再びメジャーで活躍する姿を期待していたファンも多かったが、惜しまれつつもグラウンドを去ることとなった。引退後は、慣れ親しんだシアトル後でマリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターに就任。オフシーズンには草野球を楽しむ姿が見られるなど、引退後も彼がプレーする機会を目にするチャンスがまだまだありそうだ。

 

次の大きなトピックといえば、大谷翔平のサイクルヒットだろう。トミージョン手術の影響で、打者専念となった今シーズンだったが、6月のレイズ戦で日本人メジャーリーガー初となるサイクルヒットを達成。歴史に残る金字塔を打ち立てた。シーズン途中に左膝の手術により、無念のリタイアとなった大谷だが、順調なリハビリを経て来シーズンは再び二刀流に挑戦姿がみられそうだ。監督交代により野手としての出場も噂されるなど、来年も大谷フィーバーが期待される。

 

安定した投球で、ヤンキースの地区シリーズ優勝に貢献した田中将大。日本人最長となる、メジャーデビューから6年連続の2桁勝利はもちろん、ア・リーグ優勝決定戦の初戦で6回を1安打に抑えた大活躍が印象深い。来年は7年契約の最終年。来季の活躍が今後のメジャー人生を大きく左右することは、間違いないだろう。

 

来シーズンは、レイズへの入団が決まった横浜DeNaの筒香、ブルージェイズと契約合意した巨人の山口俊に加え、西武の秋山や広島の菊池も移籍が噂されるなど、例年以上に多くの日本人が海を渡りそうだ。日本人メジャーリーガーがどのような活躍をみせるのか、来季も目が離せない。