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2020/11/17 20:00

やっぱりダルビッシュが1番! サイ・ヤングは逃したけど「最幻惑賞」を受賞し話題に!

今季のMLBサイ・ヤング賞のファイナリストとしてノミネートされた、前田健太とダルビッシュ有。

 

 

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ア・リーグに関しては、圧倒的な数字で各項目軒並みトップの成績を残したシェーン・ビーバーが予想され、期待通り満票で受賞することとなった。一方のナ・リーグは、有識者の中でも意見が割れる大接戦。大本命とされていたのは、シンシナティ・レッズのトレバー・バウアー。今季は11試合に登板し5勝4敗と、勝利数こそは伸びなかったものの、100奪三振、防御率1.73、WHIP0.79を記録。

 

近年のサイ・ヤング賞は勝利数よりもその他の項目に重きが置かれることが多いため、勝利数で上回るダルビッシュよりも有利なのではないかと囁かれていた。結果は、バウアーが201ポイントでサイ・ヤング賞を受賞。ダルビッシュは123ポイントで、惜しくも2位という結果になった。

 

 

そんな中、ダルビッシュが「とある賞」を受賞し話題となっている。その賞は「Most Deceptive Pitch(最幻惑投球賞)」。実はこれ、正式な賞ではない。ピッチングニンジャのあだ名で知られている、ロブ・フリードマンが個人的に選出した賞なのだ。ロブ・フリードマンは、SNS上で独自の投球分析をみせる、いわゆるマイクロインフルエンサー。その分析は好評で、米メディアだけでなく現役メジャーリーガーからも多数フォローされている。

 

そんな彼が選出した「Most Deceptive Pitch(最幻惑投球賞)」は、ダルビッシュが8月にみせたある投球。ダルビッシュがモーションに入り、投球をすると同時にグローブがグラウンドにポトリと落下。しかしダルビッシュは動じることなく投球を続け、スプリットを投じファールボウルとなった。この一球を「Gloveless Splitter(グローブなしスプリット)」と名付け、選出したフリードマン。この投稿にファンたちは一斉に反応。「彼がすごいのは、これでストライクをとれるとこだよね」「これはルール上OK?」など、ダルビッシュを称賛するものや、ルールを確認する声で溢れた。

 

 

ちなみにダルビッシュ、昨年は1球でバッター、キャッチャー、審判の3人に
当てる「Deadliest Pitch」部門で受賞している。

 

惜しくも日本人初の快挙を逃したダルビッシュ、前田の両投手だが、イレギュラーなシーズンの中でファイナリストに2人も日本人の名前が連なったのは、立派というほかないだろう。来季のさらなる飛躍に期待しよう。