スポーツ
ランニング
2023/2/16 20:30

世界初! サブ4を目指すランナー向けシューズ「S4」誕生のきっかけはアシックス社長の不満から!?

サブ4達成に欠かせないのは継続性

続いて、先日の香川丸亀国際ハーフマラソンでシーズンベストの62分51秒を記録した、市民ランナーから圧倒的な支持と人気を集めるプロランナー・川内優輝選手が駆けつけました。ちなみに丸亀国際には廣田社長も参加し、「S4」を履いて1時間53分7秒で完走。

 

川内選手(中央)とともに、サブ4ランナーの代表として廣田社長(左)、アシックスランニングクラブ コーチでもあるママランナー・池田美穂さん(右)も参加し、トークショーが行われました。

↑それぞれの目線で「S4」の印象やサブ4について、和やかに行われたトークショー

 

まず「S4」を履いてみた印象について、それぞれ語ってくれました。

 

「デザインはアシックスのスピードモデルと似ていますが、履き心地は違う。スピードモデルは筋力が必要だったり、ある程度トレーニングをしないと履きこなせない。S4は安定しているので、サブ4を狙うランナーにはすごく履きやすい。踵から着地すると推進力が得られるので、踵着地のランナーにはすごく合うシューズだと思います」(川内選手)

 

「前方への足運びが良くて『このシューズは違うな』と思いました。丸亀国際で履き、自分では(1キロ当たり)5分30秒ぐらいと思っていたところ5分10秒でいけたので、かなりいいシューズだと実感しました。しかし、最初から突っ込みやすい私のような性格は、気をつけないといけないシューズだと思います」(廣田氏)

 

「履いてすぐにライド感(スムーズな重心移動)が分かり、アッパーのフィット感の高さもしっくりくるシューズです」(池田さん)

↑サイズ展開は22.5〜29.0cm(0.5cm刻み)。カラーはハザードグリーン×ホワイト1色のみ

 

そして、サブ4を達成するために必要なことについて、それぞれが語ってくれました。

 

「継続して練習することが大事。足が痛くなったら無理しない。故障して長期間練習ができないと難しくなってきます。日常生活のなかで少しでも走る時間を見つけて、15分でも10分でもいいので必ず走るという習慣をつけることが大事」(川内選手)

 

「まずは怪我をしないためにランニングフォームの見直し、ストレッチをして欲しい。そして、練習。またペース感覚を養ってほしい。今、何分ペースで走っているのか分かるのもひとつですが、自分の体は何分ペースだとどれぐらいまで持つのか、体力の残量を見極める力も必要。ハーフマラソンや30kmマラソンに参加することで、足の感覚と呼吸の感覚の判断力は付いていくと思います。勢いだけではなかなか42キロは行けません。自分の体力がどれくらいだったら最後まで歩かず、走りきれるかのペース配分を養えれば、フルマラソン4時間切れると思います」(池田さん)

 

「サブ4をなんとしても達成したいという気持ちを強く持つこと。市民ランナーの中でサブ4を達成しているしていないかは、勲章があるかないかぐらいのもの。勲章が欲しいという気持ちは大切だと思います」(廣田氏)

 

最後には、それぞれがサブ4を目指すランナーへの応援メッセージを披露しました。

↑「練習が必要とばかり言いましたが、私たちも一緒に頑張る。応援している人がいっぱいいることを思い出してほしい」(池田さん)

 

↑「自信を持って出したサブ4ランナー向けのシューズです。みなさんにサブ4を達成していただきたい」(廣田氏)

 

↑「防府読売マラソンはサブ4を達成することで出られる大会。サブ4を達成するということはステータスになる。一緒に走りましょう」(川内選手)

 

近年は、厚底シューズ中心に各メーカーがトップランナー向けの革新的なシューズを発表していますが、一般のランナーにとっては憧れるものの、どうしても履く人が選ばれます。しかし今回発表された「S4」は、見た目はトップモデルながら多くのランナーが安心して履けるシューズ。

 

サブ4を目指すランナーだけでなく、新型コロナなどの影響でブランクがあるサブ4達成者など、力強くランをサポートしてくれる「S4」とともに、パッケージも見逃せません。

 

撮影/我妻慶一、編集部、オフィシャル

 

 

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