二刀流スターの人気ぶりが凄まじい。今季も投打で米球界を席巻している大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)だ。
現地7月11日、シアトル・マリナーズの本拠地T-モバイル・パークで開催のオールスター・ゲームに出場した大谷だが、MLB公式オークションは今回、その“お宝アイテム”を次々と出品。着用したヘルメットに9万8010ドル(約1370万円)の高値がつけられ、未使用のサイン入りユニフォームには、5万10ドル(約700万円)の高額落札がなされた。
この投稿をInstagramで見る
今年もア・リーグのDH部門、投手部門で球宴選出された大谷だが、右手中指の割れた爪とマメの影響により、投手としての出場は辞退。昨年に続いて打者専念となり、1打数無安打、1四球という結果に終わったが、マリナーズファンから「Come to Seattle!(シアトルに来て!)」の大チャントが送られるなど、その存在感はピカイチだった。
They are chanting “Come to Seattle” at the #AllStarGame with Ohtani at the plate ?️ pic.twitter.com/fX3Bz6sWW0
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) July 12, 2023
さらに、オールスター前日の現地10日に開かれたメディアデーでは、大谷の会見場に凄まじい報道陣の人だかりができ、ここでも圧倒的な人気ぶり。米スポーツチャンネル『FOX Sports: MLB』や、メジャーリーグ選手会(MLBPA)の公式ツイッターなどが現地の映像を公開すると、日米ファンからこの光景に驚く声が数多く上がっていた。
Looks like a few people want to talk to Shohei Ohtani today ?? pic.twitter.com/NlgEZyuh3E
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) July 10, 2023
Media Day crowd for Shohei Ohtani… ?#AllStar pic.twitter.com/cAURT8eFUP
— MLBPA (@MLBPA) July 10, 2023
また、他のオールスター選手と比べれば、大谷の落札価格がいかに圧倒的なものかわかる。今回、出品されたヘルメットの中で大谷に次ぐ2位は、ムーキー・ベッツ(ロサンゼルス・ドジャース)の2270ドル(約32万円)。未使用のサイン入りユニフォームは、ロナルド・アクーニャJr.(アトランタ・ブレーブス)が3590ドル(約50万円)で2位だった。
現在、ア・リーグ本塁打ランキングでトップ独走中の大谷。8月のトレードの噂も囁かれたがエンゼルス残留も決まり、2年ぶりのア・リーグMVP受賞にも期待が高まっているだけに、この“フィーバー”は今後も続いていきそうだ。