文房具メーカーのパイロットコーポレーションは、国産生地と国内縫製にこだわったペンケースシリーズ「Wanofu(ワノフ)」の第3弾として、群馬県の伝統工芸品「桐生織」を使用した「Wanofu 桐生織」を発表しました。コンパクトなSサイズと、ポーチとしても使えるLサイズの2種類をラインナップし、2025年5月1日(木)より発売します。価格はSサイズが1650円(税込)、Lサイズが1870円(税込)です。

記事のポイント
桐生は奈良時代から絹織物の産地として知られ、江戸時代には「西の西陣、東の桐生」と称されたほど。その桐生織の伝統技術と現在のモダンデザインを組み合わせたペンケースは、品のあるたたずまいで、プレゼントにもオススメ。
「Wanofu」は、パイロットコーポレーションが展開する、日本の伝統ある布地を選び抜き、その風合いや特性を活かして国内で丁寧に仕立てるペンケースシリーズです。単にペンを収納するだけでなく、日本のモノづくりの質の高さや、地域に根ざした文化を伝えることもコンセプトとしています。2020年の徳島県「阿波しじら織」、2021年の岡山県「倉敷帆布」に続く今回の第3弾では、群馬県桐生市を中心とした地域で生産される「桐生織」が採用されました。
今回の「Wanofu 桐生織」では、この伝統ある織物特有の柔らかな質感と、光沢感が特徴です。伝統的な「和」の雰囲気を感じさせつつも、現代のライフスタイルに自然に溶け込むモダンなデザインに仕上げられています。生地はポリエステル・ナイロン製。
デザインは、桐生織の表現力を活かした3種類が用意されています。
●ラウンドブラウン: 柔らかな曲線を描くパターンと落ち着いたブラウン系の色合いがベース。アクセントとして織り込まれた金糸が、上品な華やかさを添えています。
●ワッフルホワイト: 生地の凹凸感が特徴的で、触り心地も楽しめます。清潔感のあるホワイトを基調とし、かわいらしさと上品さを両立した印象です。
●タータンブルー: ブルー、シルバー、イエローを組み合わせた、華やかなタータンチェック柄。伝統的な織物でありながら、モダンでファッション性の高いデザインが目を引きます。
内側の生地には、それぞれの柄に合わせて異なる濃い色の布を採用。ペンケース内部はペンのインキなどで汚れがちですが、汚れが目立ちにくいように配慮されている点は、日常使いにおいて嬉しいポイントです。
サイズは、ペン数本をコンパクトに持ち運びたい人に適したSサイズ(165×60×35mm)と、筆記具だけでなく、化粧品や充電ケーブルなどの小物も収納できるポーチとしても活用できるLサイズ(165×100×40mm)の2種類が用意されており、用途に合わせて選ぶことができます。
パイロット
ペンケース「Wanofu 桐生織」
2025年5月1日発売
実売価格:Sサイズ 1650円、Lサイズ 1870円(いずれも税込)