安いもので千円前後、高いものなら数万円もする高級文具といえば万年筆です。その万年筆がダイソーを中心に100円ショップで売られるようになり、ちょっとした万年筆ブームが起こっています。私も最初にダイソーで見たときは、驚いて二度見してしまいました! 一生ものとしてプレゼントされることも多い万年筆ですが、それだとなかなか普段使いできませんよね。その点、100円なら気軽に使うことができます。
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とはいえ、値段が値段だけに「100円の万年筆ってちゃんと書けるの?」と疑問に思う人も多いはず。試しに「ダイソー」で売られている万年筆ですが、写真のようにペン先の作りもしっかりしています。実際に書いてみるとサラサラと滑るような書き心地で、従来の万年筆とほぼ遜色のない感触。力を入れる必要がないので、字を書くのが楽しくなります。また、「ダイソー」の万年筆はカートリッジ式でインクの補充が楽なのもポイント。ちなみに、「キャンドゥ」で売られているゼブラの万年筆は使い切りタイプでした。
![↑ダイソー「Dステーショナリー」シリーズの万年筆。スケルトンの軸はプラスチックですが、ペン先はきちんと金属です](https://getnavi.jp/wps/wp-content/uploads/2017/06/20170622-a07-2.jpg)
![↑同じくダイソーで購入したプラチナ万年筆製の「リビエール」。はじめにカートリッジを差し込んで使用します](https://getnavi.jp/wps/wp-content/uploads/2017/06/20170622-a07-3-e1498135029928.jpg)
いま見直されている万年筆には、3つのメリットがあります。ひとつは筆記スピードが速いので、急いで大量の文字を書きたい場面で役立つ点。2つ目は漢字などのトメ・ハネがしっかり出せるので、文字に個性が発揮されて字が上手に見える点。3つ目はインクの濃淡のニュアンスがあって、温かみや感情が伝わりやすい点です。
![↑万年筆とボールペンの文字比較。ボールペンより力いらずで書きやすく、文字も心なしか上手に見えます](https://getnavi.jp/wps/wp-content/uploads/2017/06/20170622-a07-4-e1498135133374.jpg)
万年筆は、書いた人の個性と想いが滲み出る筆記具です。一筆箋にお礼の言葉を書くときや大切な人に手紙を送るときなどは、普段のボールペンではなく万年筆を使ってみるのもいいかもしれません。「そういえば、一度も万年筆で書いたことないなあ……」という人は、まずは100均の万年筆を試してみてはどうでしょう?
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