【ド腐れ文具野郎 古川 耕 の文房具でモテるための100の方法】
No.96
プロ仕様の高級キーボードの美しさとタフさでモテる
やれボールペンだ万年筆だと、当連載ではこれまで色々な筆記具を紹介してきましたが、実のところ現代の仕事場で何よりも「筆記具してる」のは疑いの余地なくPCのキーボードです。かつてはペンだけが独占していた「書く」権はいまやキーボードが奪いつつあります。となれば文具野郎たる者、ペンの書き心地やルックスにこだわるように、キーボードにもこだわってしかるべきなのです。
といいつつ、筆者はAppleの純正キーボードが嫌いではなく、レギュラーとして使い続けているのですが(ただし英数配列に限る)、気分転換したいときには10年以上前に購入した「HHKB」ことハッピー・ハッキング・キーボードを引っぱり出してきます。これは24年前の発売以来、エンジニアやプログラマー、ライターといったヘビーユーザーたちに愛されてきたハイエンドなプロ向けキーボード。機能美に徹したミニマルな外見と、コトコトッという独特の打鍵音にはいまだに惹きつけられています。
4年前にBluetooth化し、昨年12月のリニューアルでさらに使い勝手が向上。それでいて、「リチウムイオンバッテリーだと、キーボード本体よりも先に劣化してしまうから」との理由で乾電池駆動を採用したガチぶりがたまりません。北米の高級キーボード市場の伸び率は現在なんと年間18%。日本でもブームは近いかも。
PFU
Happy Hacking Keyboard
Professional HYBRID
2万7500円(税別)
「プログラマーが生涯使える理想的なキーボード」を目指して開発され、2019年12月にシリーズを一新。合理的なキー配列とコンパクトなサイズはそのままに、無線と有線の切り替え機能や、マルチペアリングの簡便さ、キーカスタマイズ機能を進化させた。同社のオンラインショップ限定で発売中です。
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