いまや関東圏を中心に、全国に604店舗(グループ店舗数)を展開するほど成長したドン・キホーテ。ド派手な看板に愛くるしいペンギンが印象的な同店はディスカウントショップとしてSNSで絶えず話題を振りまいているが、その魅力はなんといってもテーマパークのようなエンタテインメント性。溢れかえる商品に加え、迷路のような独自の商品陳列、思わず目を引く商品POPなどなど。毎回来店者をワクワクさせる巧みな演出で出迎えてくれる! 今回は、いまアツいドンキのトピックやサービスを一挙に紹介。
※こちらは「GetNavi」2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです。
常識にとらわれない発想で幅広い層から支持される
ドンキは1978年に東京・杉並区で産声を上げた。創業者(現創業会長 兼 最高顧問)の安田隆夫氏が始めた、ドンキの前進となるディスカウントショップ「泥棒市場」。わずか18坪の小さな店ながら「午前0時まで営業(深夜営業)」「おもちゃ箱をひっくり返したような陳列(圧縮陳列)」「大量の手描きPOP」などユニークな経営がたちまち評判となり、すぐさま繁盛店となった。その後、1989年に1号店となるドン・キホーテ府中店を皮切りに店舗を増やし続けるが、この独特なスタイルは「ドン・キホーテの原点」として受け継がれ、現在に至る。
こうした“常識にとらわれない発想”は、消費者の要望を商品化するPB(ピープルブランド)「情熱価格」の確立や、PB商品に対する不満を募って商品改良に生かす「ダメ出しの殿堂」など型破りなサービスを生み出している。最近では、海外への進出に加えて「お菓子」「お酒」「コスメ」など特定のニーズに向けた専門店を展開するなど、ドンキはいまもなお挑戦の手綱を緩めない。
【トピック1】消費者と商品を作るPB(ピープルブランド)商品「情熱価格」に変革
2009年に登場した「情熱価格」の“プライベートブランド”を改め、消費者と共創する“ピープルブランド”にリニューアル。価格と商品特徴を備えたアイテムには「ありえ値ぇ!」のマークを付けて展開する。
【トピック2】消費者の生の声を聞く「ダメ出しの殿堂」でPB商品を開発・改善
オリジナル商品ライン「情熱価格」へのダメ出しを公式HPの「ダメ出しの殿堂」で募り、製品を同社の開発部が改善。すでに3万件を超えるダメ出しの意見から、16商品が見直されて登場した。
【トピック3】ドン・キホーテ公式YouTubeチャンネル「DonTube」が開設
昨年7月、ドンキ公式YouTubeチャンネル「DonTube」をスタート。「ドンチューバー」を名乗るさとぺん氏が、様々なドンキの裏側を毎週紹介する。企業公式と思えない攻めた動画が面白いと話題に。
おトクInformation
【その1】他店より高かった場合は差額を返金!
“驚安”がウリのドンキでは価格保証制度が充実。「ドンキロープライス保証」のPOPが付いている商品が他店より1円でも高かった場合、差額を返金してくれる。諸条件は店舗のPOPで確認を。
【その2】最大5%のポイントをゲットできる!
PPIH
majicaアプリ
無料
国内のドンキやアピタなどmajica加盟店で使える電子マネー。majicaの会員登録をするだけで、100円ごとの買い物で1ポイント貯まり、1ポイント1円として使える。会員ランクは5段階で、最大5%獲得(※)。
※:会員ランクは1年間の買い物金額によって変動する。高い順にプラチナ、ゴールド、シルバー、ブロンズ、一般
GetNavi編集部Pick Up
ドンキならではの商品やサービスを見逃すな!
●店舗によって行われているサービスは異なる
【その1】テレビアニメや人気タレントとのコラボ商品が豊富
「SPY×FAMILY」などのテレビアニメや著名人、他ブランドとのコラボ商品が充実。ドンキでしか購入できないキャラクター入りの雑貨やTシャツなどを販売する。ほぼ毎週土曜に発売され、作品によっては開店と同時に売り切れる商品も。
【その2】ドンキのPOP風でオリジナルカードを作成できる!
ドンキの世界を象徴する独特のPOPを模した、世界に1つだけのメッセージカードを作成可能(MEGAドン・キホーテ渋谷本店など一部店舗で実施)。POPライターが手描きでその日に仕上げてくれる。ハガキサイズは1枚550円、A4は1100円、A3は1430円。
【その3】1回5500円のブランドガチャで高級品をゲット!
一部の店舗に設置されたプレミアムカプセル。ハイブランドの財布やバッグ、アクセサリーなどが景品として並ぶ。1プレイ5500円とかなり高めだが、S賞(約5万円台)からE賞(5000円以上)までの商品が当たるので挑戦する価値アリ!
ひと味違う個性派店舗に注目!
【その1】トレンドアイテム満載のZ世代特化型ショップ
キラキラドンキ
ダイバーシティ東京 プラザ店
住所:東京都江東区青海1-1-10ダイバーシティ東京 プラザ2階
プチプラ系コスメや流行のスイーツなど、Z世代向けの商品を取り揃えた特化型店舗。店内にはドンペンを散りばめて、アミューズメントパークのように楽しめる空間に演出した。SNS映えするカラフルなワッフルやドリンクを店内で食べられる。
【その2】多彩な激辛フードを揃えたマニア必訪の専門店
驚辛ドンキ
モラージュ柏店
住所:千葉県柏市大山台2-3-1 1、2F
“旨辛〜異次元!?レベルの驚辛の世界へ”がテーマの「驚辛ドンキ」が展開。様々な種類の辛さが味わえる商品を揃えた。実際に店員が実食し、辛さレベルを記したPOPを参考に購入できる。同フロアには「コスメドンキ」と「お菓子ドンキ」が並ぶ。
【その3】レアな商品も数多く揃え家族みんなで楽しめるドンキ
コスメドンキ・お菓子ドンキ
所沢トコトコスクエア店
住所:埼玉県所沢市東町5-22
最新のコスメや美容アイテム、さらに珍しいお菓子の品揃えに特化した「コスメドンキ・お菓子ドンキ」がオープン。トレンドをキーワードにした化粧品や、ほかでは見たことがない輸入菓子を豊富に取り揃える。家族など幅広い年齢層が一緒に楽しめる。