夜行バスといえば、狭い空間で長時間の移動を強いられることがネックでした。そんな「我慢」の時間を、まるでホテルの一室にいるかのようにくつろげる、広い個室を備えたバスが続々とお目見えしています。ここでは全国を走り回る個室充実のバスを一挙紹介します。
【その1】
広く仕切られたシートでストレスフリーの眠りを
東京←→徳島 マイ・フローラ
1万3100円〜
東京〜徳島間を運行する12席のバス。個室感覚のシートや広い化粧室など、移動時間を快適に過ごすための設備が揃っています。座席はウッドのパーテーションとカーテンで仕切られ、自分だけの空間となります。特筆すべきは155°まで倒せるリクライニングの深さ。ベッドのようにぐっすりと眠ることができます。
【ココがウリ】座席幅は業界随一の70㎝で寝返りを打てるほどの広さ
シート幅は業界随一の広さを誇る70㎝。座っているときに快適なのはもちろん、睡眠時には寝返りも打てます!
大きな一枚板のパーテーションには徳島県産の木材を使用。高級感と温かみを兼ね備えます。
ピンクをあしらったキュートなデザインの車体が目印のマイ・フローラ。たった12席とは思えない大型車両です。
各座席にはひとつずつ小型テレビが設置され、長い乗車時間もあっという間に過ぎます。
バス後部には化粧室を完備。広々としており、衛生面も保たれています。
【その2】
近未来的なシェル型シートで包まれるように眠れる
東京←→大阪など リボーン
1万800円〜
東京〜大阪、東京〜名古屋間で2月より運行を開始。「眠り」のための最適な環境を備えたバス車両を採用しています「移動=休息」をテーマとし、車内で快眠できる環境を整えています。ユニークなのがシェル型の座席。包まれるような心地良いつくりが魅力。車内の照明にもこだわり、就寝のタイミングに合わせて少しずつ暗くなっていくように調光されます。
【ココがウリ】足を思いきり伸ばせるレッグ&フットレスト
長身の乗客でも足を伸ばせるよう、前席の下にフットレストを設置。リクライニングして足元をフラットに保つことも。
3席×6列の18席でゆったりとした設計。シェル型のシートが並ぶさまに近未来的な雰囲気が漂います。
バスの外装は、ラグジュアリーをイメージしたグレーが基調のデザイン。
木目調のテーブルは、ノートPCを載せても余裕がある大きさ。快適に作業できます。
ユニットの内側には小物用のポケットやドリンクホルダーを完備。ACコンセントがあるのも便利です。
【その3】
14時間以上の長旅を快適に過ごす機能が満載
東京←→福岡 はかた号 プレミアムシート
1万7000円〜
東京〜福岡間を結ぶ高速バス。約1100㎞の移動距離と、14時間以上の走行時間はいずれも国内最長で、しばしば「夜行バスのキング」とも称されます。
シートにはマッサージ機能、温度調整可能なヒーターや座面送風など、長旅でも安らげる工夫が満載。各座席に備わるタブレットから、車内Wi-Fiでインターネットにも接続できます。
アームレストには空気清浄機やドリンクホルダー、コンセント、USBポートを装備します。
車体はメタリックなデザインが印象的。ゴールドのロゴは高級感もたっぷりです。
【ココがウリ】マッサージ機能付きのリラックスシート
シートの背もたれ部分には、身体を揉みほぐしてくれるマッサージャーを搭載。長時間に及ぶ乗車で疲れた身体を癒してくれます。
【その4】
日本初の夜行高速バスがより快適にリニューアル
東京←→大阪 ドリーム ルリエ プレシャスクラス
1万4000円〜
3月末より運行開始した、2つのクラスを選べる高速バス。プライベート空間の提供にこだわり、全18席がパーテーションで仕切られています。
今年で運行開始から48周年を迎える日本初の夜行高速バス・ドリーム号に、個室感覚で過ごせるパーテーションを設置。座席には最大156°まで倒せるリクライニングやレッグレスト、オットマンを備え、足を思いきり伸ばしてくつろげる。レッグレストにはヒーターも配備。
ウッド調のパーテーションで仕切られたプレシャスクラスは全4席。入り口のカーテンを閉めればほぼ個室状態となります。
車体は白く輝くパールホワイトと金色のロゴでラグジュアリー感を演出。
【ココがウリ】全席にiPadが設置され手軽にインターネットを楽しめる
車内の無料Wi-Fiを使って自由にインターネットを楽しめます。端末内にはマンガや動画を無料で鑑賞できるアプリも揃えています。