軽自動車界ではプレミアムな価値を付けたモデルが次々と登場しています。今回は、5速MTや専用チューニングなどで武装され、“クルマを操る楽しさ”を満載したスズキのアルト ワークスを解説!
専用装備満載なのに価格は約150万円代に抑えた
かつて自動車業界を震撼させたアルト ワークスが登場したのは1987年。軽自動車でありながらスポーツカーをしのぐ走行性能を誇りました。熱狂的なファンはいまも数多く存在します。それから18年経った2015年、アルト ターボRSが登場。ワークスモデルの復活を望む声も高まり、その要望に応える形でアルト ワークスが復活を遂げた格好です。
同車は、最大トルクをアップした直列3気筒DOHC+ターボユニットに、専用開発の5速MTと専用チューニングを施したAT(AGS)のどちらかを組み合わせることが可能。インテリアはレカロ製バケットシート、革巻きステアリング、ステンレス製ペダルプレートで演出され、ドライバーに極上の興奮をもたらしてくれます。サスペンションもロールスピードを抑えた専用設計となり、走りへの妥協は一切ありません。
これだけの装備を載せても価格は約150万円(2WD車)。お手ごろと言っていい内容ですね。
赤色が存在感を主張
リム幅を拡大した15インチホイールを装備。赤いペイントのキャリパーが刺激的です。
改良を加え性能向上
アルト ターボRSをベースにしたターボエンジンを搭載。加速性能がアップしています。
レカロ性スポーツシートを採用
レカロ製のスポーツシートを装備。張り出したサイドサポートが体をホールドしてくれます。
グリルを追加で高効率化
冷却効率をアップするため、グリルに追加されたれたエアーインテーク。ワークスの証です。
足回りは専用装備にセッティング
ワークス専用のKYB製ショックアブソーバーを装備。ロールを抑えた高い接地感を実現しました。
スズキ
アルト ワークス
150万9840円~161万7840円
【SPEC(2WD・5MT)】
全長×全幅×全高:3395×1475×1500mm
車両重量:670kg
総排気量:658cc
エンジン形式:直列3気筒+ターボ
最高出力:64PS/6000rpm
最大トルク:10.2kg-m/3000rpm
JC08モード燃費:23.0km/L
【URL】
スズキ http://www.suzuki.co.jp/
アルト ワークス http://www.suzuki.co.jp/car/alto_works/
撮影/和田清志