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2018/12/1 19:00

変貌する相鉄に注目! — 期待が膨らむ新線に沿って歩いてみた

【変貌する相鉄線7】順調に増備される新線乗り入れ用の車両

まずは新線乗り入れ用に使われる相鉄の車両は次のとおりだ。

◆相鉄11000系 相鉄・JR直通線用

↑JR東日本のE233系をベースにして造られた相鉄11000系。2018年5月に同車両が相鉄・JR直通線用に使われることが表明された。写真は人気のそうにゃんトレイン(四代目)のラッピング車両。すでに五代目が運行されている

 

2009(平成21)年に導入された11000系。JR東日本の代表的な通勤用の車両E233系をベースにして造られている。ほぼ同形式と考えても良いだろう。JRへの乗り入れを念頭におき、車両が導入されたことをうかがわせる。

 

新線の完成に備え、相鉄の電車であることがひと目で分かるように、車体の色をYOKOHAMA NAVYBLUEに変更する予定もあるようだ。

 

◆相鉄12000系 相鉄・JR直通線用

↑相鉄・JR直通線用に開発された12000系。発表された外観は現段階ではイメージとされるが、能面の「獅子口」を前面のデザインに活かしたとされる 写真提供:相模鉄道

 

2019年春に導入する新車両として発表されたのが12000系。相鉄・JR直通線用に使われる予定だ。車両デザインは、すでに登場している20000系に近いものの、製造するのがE233系を手がける株式会社総合車両製作所。JRの路線で共用できるような車両システム(走る路線用の切り替え機能等を持つ)を搭載している。

 

◆相鉄20000系 相鉄・東急直通線用

↑相鉄最新の20000系は個性的な前面デザインを持つ。11000系が幅2950mmなのに対して、東急線乗り入れ用に、幅2770mmとやや細めているのが特徴

 

2018年2月に登場した20000系。同車両は相鉄・東急直通線用に造られた。まだ10両1編成しか導入されていないものの、相互乗り入れが行われるのに合わせて、増備される予定だ。

 

 

【変貌する相鉄線8】相互乗り入れはどのように行われるのだろう?

さて、各路線とはどのように乗り入れが行われるのだろう。各社からの具体的な発表はまだ無いが、既存の列車などの運行を元に推測してみたい。

 

◆「相鉄・JR連絡線」完成後の運行予測

相鉄の新線がつながる東海道貨物線。貨物列車用の路線だが、実は旅客列車も走っている。朝は東京方面行き「湘南ライナー」「おはようライナー」が、晩は下り「湘南ライナー」「ホームライナー」が走る。

 

「湘南ライナー」は大船駅(一部は通過)と川崎駅(一部は通過)の間、東海道貨物線を通って走る。一方の「おはようライナー」「ホームライナー」大船駅(一部は通過)と渋谷駅の間、東海道貨物線を走って運行されている。

 

これらの列車の動きが一つの参考となりそうだ。貨物線と言っても、これらの列車が向かう品川駅・東京駅や、渋谷駅・新宿駅まで旅客用の線路にも結びついているわけだ。「相鉄・JR連絡線」がつながれば、相鉄からの乗り入れももちろん可能になる。

 

完成後には二俣川駅から新宿駅までが約44分。従来に比べて15分程度の短縮となる。

 

◆「相鉄・東急連絡線」完成後の運行予測

東急線との相互乗り入れはどうなるのだろう? これは相鉄の新車20000系の車幅がひとつのヒントになる。車幅2770mmというサイズは、実は、都営地下鉄三田線と東京メトロ南北線の車両幅と同じだ。よって東急目黒線、さらに都営地下鉄三田線、東京メトロ南北線への乗り入れが行われると予測できる。

 

だが、乗り入れに際して課題もある。東急目黒線を含む3路線は現状6両編成で、しかもワンマン運転が行われている(都営地下鉄三田線は8両編成計画が具体化している)。

 

対して相鉄20000系は10両編成だ。相鉄では現在、この20000系を1編成しか用意していない。2編成以降、乗り入れが可能な8両(もしくは6両)編成で新製し、さらにワンマン運転に対応する機能が追加されると思われる。

 

新線が完成、乗り入れが行われれば二俣川駅から目黒駅までは約38分となる予定。現在の到達時間と比べると16分程度も短縮される予定だ。

↑都営地下鉄三田線の6300系。都営地下鉄ではすでに相鉄への乗り入れを表明、直通運転対応用の車両を8両編成で用意するとしている

 

こうした運行予測は、新線が完成する前の楽しみなところでもある。実際にどのような列車の運転が行われるか、それこそ期待が膨らんでくる。

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