○その他の桜イベント情報
本原稿を作成中に、桜に関わるイベント情報が舞い込んできたので、一緒に紹介しておきたい。
◇相模鉄道・弥生台駅の桜がライトアップされる
相模鉄道いずみ野線の弥生台駅(神奈川県横浜市)は桜の木々に包まれている。花咲く時期となればホームからもその様子が楽しめ素晴らしい。同駅では3月16日(土)〜4月4日(日)の期間中、桜並木がライトアップされる予定だ。駅周辺や駅に隣接するフレンチレストラン「ペタル・ドゥ・サクラ」といった諸施設からもその美しい模様が楽しめる。
◇大井川鐵道がお花見夜桜SL列車を運行
大井川鐵道の沿線も鉄道と桜を絡めて撮影できるスポットが多い。そんな大井川鐵道で夜桜を楽しむSL特別列車が運行されることになった。運転日と行程は次の通りだ。
・運転日:2019年3月30日(土)
・行程:往路/新金谷駅18時00分発 → 家山駅18時28分着、帰路/家山駅20時14分発 → 新金谷駅20時44分着
・旅行代金:大人6000円(お座敷客車利用の場合)、6500円(展望車・普通客車利用の場合)
家山駅の手前、約1kmにわたり桜のトンネルが連なる。夜桜列車はその区間をゆっくり走り、車中からも夜桜を堪能することができる。
最後に「桜と鉄道」撮影方法に関して簡単に触れてみよう
◎おすすめ「桜と鉄道」撮影方法
一般的な桜を主題にした風景撮影と異なり、鉄道車両を絡めて撮るとなると、ちょっと撮影テクニックも異なってくる。そんなポイントを紹介したい。
◇主役をどちらにするか
桜と鉄道、どちらを主役にするのかを明確にしておきたい。鉄道が主役ならば、ピントは車両主体に合わせることが大切だろう。
加えてISO感度をあげるなり、またシャッター速度を遅くするなりして、絞りをなるべく絞った方が(もしくは絞り優先モードを利用、絞りの数値を上げる)、桜と鉄道の両者に、ピントの差が少なくなる。これで車両にピントはあったが、桜がピンボケということが解消できる。
◇空をより青く見せる工夫
桜の季節ともなると、意外に天気が続かない。また天気予報で晴れが予測されているにも関わらず、花曇り、春がすみと写真撮影のマイナス要素も春は増えてくる。青空が出ない日は、なるべく空を入れない構図にした方が賢明だろう。
さらに春になると普通に撮影していると空がやや赤みがかり、やや汚れがちに写ることがある。青空がはっきり見えている日は、ホワイトバランスを「太陽光」にして、さらにPLフィルターを上手く使うと、空の色がすっきりと仕上がる。
◇露出補正はどうする?
通常の桜撮影の場合は、フレーム内にピンクの桜の花の割合が多くなることもあり、プラス補正で、と良く紹介されている。だが、鉄道絡みとなると、これはケースバイケースと言えるだろう。筆者個人はややマイナス補正にすることが多い。オーバー露出で白く写った写真よりも、ややマイナスぐらいで撮影した方が、後で調整しやすいということが多いからだ。
いずれにしても、撮影した後に色の微調整は可能だ。失敗を恐れず、多くの写真を撮って、「桜と鉄道」写真の楽しさを満喫していただきたい。
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