本稿では、2020年に間違いなくヒットするであろう“クルマ・乗り物”を予測! キーワードは「ラク&快適」です。まずは、公道走行可能な電動キックボードから。
原付登録で公道走行が可能!身近な足になるときが来た
海外では身近な足として多くの人が利用している電動キックボード。日本でも徐々にその認知度が上がり、駅から目的地までの距離を新たなモビリティでつなぐ「ラストワンマイル」の構想に合う乗り物として、2019年には各地で実証実験が盛んに行われました。
現状、公道で走行するには原動機付き自転車(原付)と同じ扱いになり、ナンバー取得、ヘルメット着用、自賠責保険への加入が必要ですが、時速20kmほどでラクに移動できる電動キックボードは日本でも受け入れられると、相次いで新製品が登場。価格も10万円ほどのモノが多く、手が届く範囲です。持ち運んでサッと乗れる手軽さは、身近な足になるに違いありません。
【電動キックボード】公道走行可能で短区間の移動にピッタリ
ヒットの理由
普及が進んでいない日本での市場参入を目指す企業が次々と登場。Kintone α GOをはじめ、K-モビリティのZERO9など、新製品も続々と投入されています。
ヒット予測 星2.5
公道走行&持ち運び可能!駅から目的地までの移動に最適
Kintone
Kintone α GO
実売価格10万9890円
最高23km/h、1充電あたりの最大走行距離が5~10kmという、ちょっとした移動にぴったりの電動キックボード。クラファン「Makuake」で2700万円を超える出資が集まり、2020年2月から出荷が開始されます。
シェアライドで利用チャンスが拡大する
シェアリングによる電動キックボード実証実験が各地で実施中。千葉県ではWind Mobility Japanが国内で唯一の公道走行を含めた実証実験を実施するなど、利用する機会が増えています。
【コミューターEV】シニア層や運転初心者がターゲット
ヒットの理由
都市・山間部など、地域に即した移動手段を求める声は多い。超小型EVの導入を検討している法人や自治体はすでに100以上と、注目が集まっています。
ヒット予測:星2
法人や自治体が早くも導入予定
トヨタ
超小型EV
価格未定 2020年冬ごろ発売予定
シニア層のほか免許取りたての運転初心者の近距離移動などを主な利用目的とする2人乗り超小型EV。最高速度は時速60kmで、1充電の航続可能距離は100km。最少回転半径は3.9mと、軽自動車よりも取り回しが良い。
【コネクティッドカーナビ】ドライブ中の楽しみ方が一気に広がる
ヒットの理由
通信にかかるコストが格安。購入後1年間は無償で通信が可能。その後は1年プラン(1万2000円)を選ぶと、1日あたり33円と格安です。他社も追随しそうです。
ヒット予測:星3
ネット動画や録画番組を視聴
パイオニア
サイバーナビ AVIC-CQ910-DC
実売価格21万円前後
市販カーナビ初の常時ネット接続を、4GLTE回線を使って実現。YouTubeなどの動画を視聴でき、車内での楽しみ方が一気に広がりました。Wi-Fiルーターの機能も備え、同乗者がスマホなどをWi-Fi経由でネット接続することが可能です。