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2020/3/24 21:00

【今、選ぶべきSUV BEST3】デザイン、操る楽しさ、使い勝手、コスパの4番勝負でどうだ!

使い勝手の良さで選ぶならこの3台!

私が選びました!

モータージャーナリスト

飯田裕子さん

人とクルマと生活という視点のもと、使い勝手も重視してクルマを語るジャーナリスト。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

 

【1st】フレキシブルなスペースは唯一無二の存在

ホンダ

ヴェゼル

211万3426円〜361万7900円

 

国産コンパクトSUVのベンチマーク的な存在のヴェゼルは、実用的なサイズのなかに超フレキシブルなスペースを持つパッケージングがウリ。販売台数全体の63%を占めるというハイブリッド車のラインナップも魅力です。

SPEC【TOURING】●全長×全幅×全高:4340×1790×1605mm●車両重量:1360kg●パワーユニット:1496cc直列4気筒DOHC+ターボ●最高出力:172PS(127kW)/5500rpm●最大トルク:220Nm(24.4kg-m)/1700rpm〜5500rpm●JC08モード燃費:17.6km/L

 

↑前席下に燃料タンクを置く、ホンダ独自のセンタータンクレイアウト。ラゲッジルームも使いやすい

 

↑分割可倒式の後席座面を畳むと出現するフラットなフロア。レジャー時に靴の履き替えなどもラクに行えます

 

【ココで選んだ】

室内の利用方法を広げる自在なシートアレンジ

「前席下に燃料タンクを置くことで可能となる自在なシートアレンジが最大の魅力。室内の利用方法を思い切り広げてくれます。分割式の後席の座面を畳むとフラットな床が出現。余裕の室内高もヴェゼルの特徴です」(飯田)

 

【2nd】進化を続ける「走れて使える」SUV

三菱

アウトランダーPHEV

393万9100円〜529万4300円

 

三菱がモータースポーツで培った4WD性能や電動化技術を生かした、世界で20万台以上売れているSUVタイプのプラグインハイブリッド。性能や質感ともに進化を続け、PHEVはレジャーにも災害時にも使える電力利用が魅力です。

SPEC【S Edition】●全長×全幅×全高:4695×1800×1710mm●車両重量:1930kg●パワーユニット:2359cc直列4気筒DOHC+2モーター●最高出力:128PS(94kW)/4500rpm[モーター:82PS(60kW)/95PS(70kW)]●最大トルク:199Nm(20.3kg-m)/4500rpm[モーター:137Nm(14.0kg-m)/195Nm(19.9kg-m)]●WLTCモード燃費:16.4km/L

 

↑100ボルトACコンセントの最大出力は1500W。ドライヤーなど消費電力の大きい電化製品も使用可能です

 

↑多彩なシートアレンジが可能なリアシート。5名乗車時でも9インチのゴルフバッグを4個積載することが可能

 

【ココで選んだ】

レジャーに非常時に頼もしい相棒

「アウトランダーPHEVはMサイズSUVならではの収納力や走行性能以外に“電力”も強み。蓄電池とガソリン(満タン)の発電利用で、最大で一般家庭の電力量の約10日ぶんを賄えるのは頼もしい限りです」(飯田)

 

【3rd】安全・デザイン・走りのすべてに抜かりなし

ボルボ

XC40

396万2037円〜569万3519円

 

安全にこだわり続ける同社の独自技術はもちろん、内外装のデザイン性、色、素材選びも注目を集める新世代ボルボの末っ子コンパクトSUV。軽快なドライブフィールと使い勝手の良さも魅力で、総合力に優れるモデルです。

SPEC【T4 Momentum】●全長×全幅×全高:4425×1875×1660mm●車両重量:1610kg●パワーユニット:1968cc直列4気筒DOHC+ターボ●最高出力:190PS(140kW)/4700rpm●最大トルク:300Nm(30.6kg-m)/1400rpm〜4000rpm●JC08モード燃費:13.6km/L

 

↑ラゲッジフロアは折り畳み可能。不要な場合、収納することもできるので、高さのある荷物も積載可能です

 

↑低音用スピーカーをダッシュボード側に設置することで、大容量ポケットを実現。ノートPCも収納可能な大きさです

 

【ココで選んだ】

困った! を解消するきめ細かな配慮に脱帽

「スウェーデンからやってきたXC40は用途を熟慮した小物収納スペースや荷物フックを採用。きめ細かな配慮がボルボの魅力的なデザインに溶け込んでいます。日本人にとってもうれしく、共感できること間違いなし!」(飯田)

 

 

コスパの良さで選ぶならこの3台!

私が選びました!

自動車ライター

安藤修也さん

元本誌編集部のクルマ担当。過去の愛車8台はすべて中古で購入し、痛い目に遭いつつも(笑)、クルマ選びではコスパを重要視します。

 

【1st】爆売れにも納得のコンパクトSUV

トヨタ

ライズ

167万9000円〜228万2200円

 

5ナンバーサイズのボディながら余裕の室内、予防安全技術「スマートアシスト」対応など、すべてにおいて“良”が与えられるモデル。RAV4を想像させるちょっとワイルドなデザインも魅力的です。爆売れ中なのも納得できます。

SPEC【Z(2WD)】●全長×全幅×全高:3995×1695×1620mm●車両重量:980kg●パワーユニット:996cc直列3気筒DOHC+ターボ●最高出力:98PS(72kW)/6000rpm●最大トルク:140Nm(14.3kg-m)/2400〜4000rpm●WLTCモード燃費:18.6km/L

 

↑ホイールベースを2525mmと最大限に拡大。全長3995mmとコンパクトでも、余裕ある室内空間を実現しています

 

↑2段階の高さに設定可能なデッキボード下にも収納スペースを用意。最大で145Lの容量を活用できます

 

【ココで選んだ】

パッケージングに優れた最新鋭モデル

「1.0LクラスのSUVといえばスズキ クロスビーもありますが、ライズは発売されたばかり。最新技術を搭載し、パッケージングやトータルパフォーマンスで優れています。それでいてこの価格。コスパ最高です」(安藤)

 

【2nd】街乗りにジャストサイズなSUV

マツダ

CX-3

216万7000円〜315万1786円

 

全幅こそ1765mmと3ナンバーサイズですが、1550mmに抑えられた全高は立体駐車場に停められるサイズ。街乗りにぴったりのコンパクトSUVです。2.0Lガソリンエンジン、1.8Lディーゼルエンジンを選べるのも魅力のひとつです。

SPEC【XD】●全長×全幅×全高:4275×1765×1550mm●車両重量:1300kg●パワーユニット:1756cc直列4気筒DOHCディーゼル+ターボ●最高出力:116PS(85kW)/4000rpm●最大トルク:270Nm(27.5kg-m)/1600rpm〜2600rpm●WLTCモード燃費:20.0km/L

 

↑発売当初は1.5Lでしたが、商品改良により1.8Lに排気量をアップ。登坂走行や高速道路の追い越し時も余裕が生まれます

 

↑余裕を感じる室内。リアシートはフロントシートより少し高い位置に設定され、クリアな視界を実現しています

 

【ココで選んだ】

小さくてもディーゼルの魅力が味わえる

「最安値でクリーンディーゼルエンジン搭載車が欲しいならコレ。力強いトルク感や低燃費性能という部分でしっかりディーゼルらしさを満喫できます。マツダらしい、内装の質感の高さもコンパクトカーとは思えません」(安藤)

 

【3rd】さりげなくSUVらしさを主張するコンパクト

スズキ

イグニス

140万8000円〜197万8900円

タイヤハウス周囲のフェンダーアーチがさりげなくSUVらしさを演出するコンパクトモデル。大径タイヤと180mmの最低地上高でラフロードの走行もお手のものです。マイルドハイブリッドで力強い走りと低燃費を実現します。

SPEC【HYBRID MZ(2WD)】●全長×全幅×全高:3700×1660×1595mm●車両重量:880kg●パワーユニット:1242cc直列4気筒DOHC+モーター●最高出力:91PS(67kW)/6000rpm[モーター:3.1PS(2.3kW)/1000rpm]●最大トルク:118Nm(12.0kg-m)/4400rpm[モーター:50Nm(5.1kg-m)/100rpm]●JC08モード燃費:28.0km/L

 

↑前席のヒップポイントは地上から615mmの高さに設定。視界もよりクリアになり、運転もしやすいです

 

↑走りと環境性能を両立するKC12型デュアルジェットエンジン。コンパクトな設計で余裕の室内空間を生みます

 

【ココで選んだ】

軽自動車価格を実現したハイブリッドSUV

「SUV的スタイリングは控えめながら、運転しやすい高めのアイポイントや4WDの設定もあり、中身だってしっかりSUV。1.2Lのマイルドハイブリッドを搭載しながら、価格は140万円台からと軽自動車並みです」(安藤)

 

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