1月からテレビ東京系で放送されたドラマ「絶メシロード」。主人公が車中泊を楽しみながら各地の“絶メシ”(絶滅しそうな絶品メシ)を食べるという内容で、話題になりました。
普段から車中泊をすることが多い筆者としては、そのロケ地で実際に泊まってみたいと考えていたのですが、その機会が巡ってきました。しかも、泊まるのはキャンピング仕様の「ハイエース」。その寝心地も含めてレポートしたいと思います。
車中泊を楽しめるスポットの条件とは
場所は石川県の能登。ドラマ中に登場するスポットは関東近郊が多いのですが、3月20日と27日に放送された回では、珍しく石川・富山のスポットが登場しています。濱津隆之さん演じる主人公が車中泊するクルマも、いつもはホンダ「フリード+」なのですが、この回は山本耕史さん演じるベテラン車中泊マスターの「ハイエース」ベースのキャンピングカーとなっていました。そこで、今回は筆者も友人のキャンピング仕様のハイエースに泊まらせてもらうことにしました。
泊まったのは「RVねやフィッシングパーク太公望」(https://rv-park.jp/park/36)という場所。能登島に位置し、車内から海が望める絶景スポットです。車中泊向けに作られたRVパークなので気兼ねなく泊まれるだけでなく、場合によっては電源なども利用可能。外部電源を接続できるキャンピングカーなどでは重宝しそうです。
車中泊を楽しむとき、結構問題となるのが実は泊まる場所です。誰もが思いつく高速道路のサービスエリアや道の駅などは、基本的に休憩スペースであるため、連泊したり車外で料理したりするのはNG。お店の駐車場なども当然ダメなので、今回のようにRVパークを利用したり、以前の記事で紹介した「Carstay」(https://carstay.jp/)のサイトに登録されているスポットに泊まるのがオススメです。
キャンピングカーの寝心地を体感
場所もクルマも文句なしの環境で車中泊ができそうです。筆者が普段泊まるのは、普通のミニバンなどが多いのですが、キャンピングカーの魅力はなんと言っても自宅のベッドに勝るとも劣らない快適な寝心地。普通のミニバンなどの場合、シートを倒した状態か、もしくはラゲッジスペースで寝ることになります。
フルフラットになるといっても、シートの座面は微妙な凹凸がありますし、ラゲッジスペースも床が硬かったり微妙に傾斜していたりと、なかなか自宅のベッドとは同じにならないもの。しかし、キャンピングカーの場合は備え付けのベッドやクッション性のあるボードの上で寝ることができるのです。
寝心地は想像以上に快適で、次の日の朝、一緒に泊まった友人に起こされるまでグッスリ眠ってしまいました。普通のクルマで車中泊をすると、なかなか寝付けなかったり次の日に体のどこかが痛かったりすることも少なくないのですが、そういったことは皆無。疲れの取れ方も全然違うので、次の日に観光やアクティビティなどを楽しみたいなら、やはりキャンピングカーの快適さは大きな大きなアドバンテージになります。
残念ながら絶メシは……
ドラマの中では天気も良く、空も海もキレイだったのですが、残念ながらこの日は曇り。時折、小雨もパラつくような天候でした。さらに残念なお知らせがもう1つ。ドラマの中で山本耕史さんが訪れる絶メシスポット「ロードパーク女の浦」が営業していないとのこと……。絶メシを味わいたかったところですが、休みではどうしようもありません。
天気が良くなかったのと、絶メシが味わえなかったのは無念でしたが、キャンピングカーの寝心地と、RVねやフィッシングパーク太公望のロケーションは思った以上に心地いいものでした。近くの方は一度訪れてみてください。また、これから車中泊を楽しもうという方には、RVパークの利用をオススメします。車中泊するために作られた施設だけに設備も整っていますし、快適さは段違いですよ。
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