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2021/1/12 19:20

ヤマハ最高峰のe-MTB「YPJ-MT Pro」はエキスパート向けバイク! 上りも下りも走ってて楽しい!!

2020年9月25日に発売されたヤマハの最高峰、電動アシストマウンテンバイク「YPJ-MT Pro」。その体感試乗会が神奈川県横浜市にあるアクティビティ施設「トレイルアドベンチャー・よこはま」で行われ、編集部・乗り物担当の野田が参加してきました。

↑「YPJ-MT Pro」の価格は66万円(税込)

 

ヤマハの電動アシストマウンテンバイクのフラッグシップモデル

まずは、ヤマハ発動機のe-MTBの歴史から。電動アシストはこれまでシティサイクルのための技術でしたが、2013年にロードバイクの初期コンセプトモデル「YPJ-01」が登場し、2015年に「YPJ-R」として商品化されました。2016年にはYPJ-Rのコンセプトをベースにバーハンドルで扱いやすい「YPJ-C」を発表。当初はロード系のバイクでしたが、2018年にはYPJ系第2世代ともいえるバッテリーの大幅向上をはかり、手軽に扱えるライトモデルから、オフロードのMTBモデルの「YPJ-XC」などの4車種を登場させました。そして、2019年の東京モーターショーには「YPJ-YZ」を参考出展。

↑YPJ-MT Proのポジショニング。図からもわかる通り、エキスパート向けのハイエンドモデルとなります

 

“楽するため”の電動アシストから、“楽しむため”のアシストへ飛躍した「YPJシリーズ」は、年を追うごとに進化してきました。その進化を経て誕生した新型e-MTB YPJ-MT Proは、山を駆け巡るのにふさわしいアシスト性能とシンプルで機能的なデザインが特徴。上り斜面や下り斜面など地形の変化を走り抜けられる楽しみがあります。車体全長と重量は、フレームサイズ(L)が1980mm・24.2kg、(M)が1935mm・24.1kg、(S)が1885mm・23.8kgです。

↑メインのブルーとシルバーのカラーコンビネーション。ブルーのカラーリングもヤマハレーシングイメージとのリレーションを意識しています

 

↑コンパクトでパワフルな電動モーターユニット「PW-X2」。傾斜角センサを搭載し、状況に応じてECO、STD、HIGHの3モードから自動的にアシストモードを選択

 

前述した通り、シンプルで機能的なデザインはヤマハのこだわりがたっぷり詰まっています。それを象徴するのが「ヤマハデュアルツインフレーム」。トップチューブは、リアショックを挟む形で配置。対してダウンチューブは、バッテリーをフレーム部材で覆い隠さないことで軽快感のあるスタイリングを実現。流麗なデザインを演出するため部材の肉抜きをし、さらに軽量化をはかっています。

↑特徴的なフレーム「ヤマハデュアルツインフレーム」

 

↑ブレーキは前後ともに4ピストン式の油圧ディスクブレーキ。タイヤは「MAXXIS High Roller II」でサイズは27.5×2.8のセミファットタイヤです

 

全集中でYPJ-MT Proに試乗!

トレイルアドベンチャー・よこはまのグリーントレイルコース(初級)とレッドトレイルコース(上級)をYPJ-MT Proにて試乗。攻略性のあるアップダウンヒルがあり、森のなかを駆け抜ける爽快感はMTBならではの楽しさでした。コースのなかには連続するコブやバンクの付いた急カーブも設けられ、腕に自信のある上級者も楽しむことが可能です。

↑トレイルアドベンチャー・よこはまはグリーン、ブルー、レッドと3つのコースが設けてあります

 

まず車重は24kgオーバーなので、車体を持ち上げた時ズッシリとした重さを感じました。しかし試乗ではその車重を感じず、軽快で安定した走行感や旋回性の良さにも驚き、さらに濡れてウェットな路面でもアシストの力でぐいぐい上れます。アシストモードは5段階ですが、急勾配の坂道からフラットトレイルまでは「オートマチックアシストモード」で自動で補正してくれるので利便性を感じました。どんな坂でも力強く上れて、立ち漕ぎなども一切不要。最近、運動不足の筆者でも息切れはしませんでした。

↑「コンパクトマルチファンクションメーター」。走行アシストモード、速度、ケイデンス、ペダリングパワー、消費カロリーなどさまざまな情報を見やすく表示。走行モードはランプの色でも瞬時に目に入るのでわかりやすい

 

フロントサスペンション(フォーク)は「ROCKSHOX YARI RC boost」でストロークは160mm。フロントとリアのサスペンションが常にタイヤを路面に押し付けている感覚が強く、路面をしっかり掴んで走っている感覚があり、一般的な軽いマウンテンバイよりもリアが浮きにくいのでフルブレーキングもとても楽でした。すべてに高性能な分、ブレーキのコントロールやモードセレクトに若干の慣れは必要でしょう。

↑リアのショックは150mmのストロークを持ちます

 

1980年代〜1990年代のマウンテンバイクブームならぬ、電動アシストスポーツバイク人気がヨーロッパにて巻き起こっています。ここ日本でも、各メーカーから電動アシストスポーツバイクが登場し続け、ブレイク夜明け前といった状況。

 

決してリーズナブルな価格ではないですが、YPJ-MT Proは趣味としてMTBを楽しんでいるユーザーにはおすすめの車種。密にならない自然環境下で思いきりライディングを楽しんでください。

 

 

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