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2021/4/12 19:00

普通免許で気軽に乗れるパーソナル三輪EV「Future mobility “GOGO!”」試乗レポート

マルチリーンサスが生み出す、コーナリングの吸い付き感に感動!

特に感動したのがカーブを曲がった時の前輪の吸い付き感です。これが愛らしい姿からは想像できないアクティブな走りを生み出していたのです。実はGOGO!の前輪には、井原氏がカーレースで体験した技術をフィードバックして完成させたマルチリーンサスペンションが採用されています。これが安定したコーナリングに結びついていたのです。

↑前輪に組み合わせたマルチリーンサスペンション。このリンクによって優れたコーナリングを生み出す

 

ただ、スペックの最高速度30km/hには、全開にしてもなかなか到達できません。試乗中は信号に引っかかったこともあり、速度は25km/h強程度までしか出ませんでした。スタッフによれば「体重50kg程度の人が乗った場合のスペックなので、それより重いと最高速度は低くなる可能性がある」とのこと。私は体重が80kg近くあるのでその影響が出ていたのかもしれません。

↑リア車輪には駆動のためのインホイールモーターが組み込まれる

 

とはいえ、その走りは想像以上にしっかりとしたものです。井原氏によれば、このGOGO!を使い、驚いたことに工場がある三重県鈴鹿市から東京の六本木まで耐久テスト走行を敢行したとのこと。しかもその過程でのトラブルはゼロ! これは相当にすごいことです。レーサー上がりの井原氏ならではの企画が見事成功したというわけですね。

 

現在、GOGO!は三重県鈴鹿市の工場で月産50~100台体制で生産中。2021年4月からは、代理店契約を行った店舗でも購入可能な予定となっています。価格は「Future mobility “GOGO!”S」が26万1800円、「Future mobility “GOGO!”カーゴ」が27万2800円、「Future mobility “GOGO!”デリバリー」が28万3800円、「Future mobility F1」が47万800円。※価格はすべて税込み。

↑東京・神宮外苑の絵画館前に集結した「Future mobility “GOGO!”」のラインナップ。ブラックやミントなどカラーリングも豊富

 

 

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