会社から異動が言い渡されて海外に駐在するなら、どの国がいい? せっかくなら、物価が安くて、自由に使えるお金がたくさん残る国がいいもの。そんな駐在員目線で「おすすめの国と避けたほうがいい国」(全53か国)をまとめた情報がスイスから発表されました。駐在員ガイドのInterNationsが実際の海外駐在員を対象に行った調査を基にした内容です。
物価が安くて狙い目の国トップ10
- 1位 ベトナム
- 2位 コロンビア
- 3位 インドネシア
- 4位 パナマ
- 5位 フィリピン
- 6位 インド
- 7位 メキシコ
- 8位 タイ
- 9位 ブラジル
- 10位 チリ
1位はベトナムでした(3年連続で首位)。理由の一つが、生活費の安さ。ベトナムに住む外国人の86%が生活費に満足しており、68%が「快適な生活を送るのに十分すぎる可処分所得がある」と答えています。また、人々がフレンドリーである点も魅力なのだとか。
また、2位のコロンビア、3位のインドネシアも生活費が低く、駐在員の満足度が高い国。インドネシアは生活費に加えて、気候や治安面、空気や自然がきれいな点も高く評価されているようです。
物価が高くて避けたい国ワースト10
- 44位 クエート
- 45位 トルコ
- 46位 バーレーン
- 47位 ニュージーランド
- 48位 シンガポール
- 49位 ノルウェー
- 50位 アイルランド
- 51位 イギリス
- 52位 フィンランド
- 53位 カナダ
一方、生活費が高く駐在員に不評だった国はカナダ(53位)やフィンランド(52位)など。カナダとフィンランドでは、外国人居住者の約20%が「自分の経済状況にまったく満足していない」と答えています。さらに、カナダでは53%が「自分の可処分所得では快適な生活を送るのに十分ではない」と回答し、51位のイギリスでも43%が同様に答えています。
総合的に考えて、アジアの国々は駐在員の間で人気が高く、欧米諸国は人気が低いと言えそうです。なお、日本は29位にランクインしており、海外から日本にやってくる外国人駐在員にとって可もなく不可もない結果のようです。
【主な参考記事】
Yahoo! news. The 53 cheapest and priciest countries to be an expat in 2024 (and it’s not good news for foreigners living in the UK and ‘crazy expensive’ Canada). December 5 2024
InterNations. Expat Insider 2024: The Best (& Worst) Countries for Your Wallet in 2024