ファーストクラスの客は多くのサービスを求めてくるから、客室乗務員もきっと大変だろうなあ……。と思いきや、実際はそうではないようです。

アイルランド出身で客室乗務員として10年のキャリアがあり、執筆活動もしているポーラ・ガーンさんは、英国のメディアで「最も要求の多い乗客はどのクラス?」という質問に対して、こう答えています。
「どの乗客もほとんどの人が素晴らしいので、どれか一つのクラスを選ぶのは難しいです。ただ、あえて一つ挙げるなら、プレミアムエコノミーですね」
プレミアムエコノミーは、航空会社によって呼び名は違いますが、エコノミーよりワンランク上のクラス。ご存知の通り、エコノミーは最安値のクラスですが、それよりも少しだけ料金が高くなり、足元にゆとりのある席が用意されたり、少しだけ贅沢な食事が提供されたりするのです。「ビジネスクラスは高すぎるけれど、エコノミーはちょっと避けたい」という人に人気があるようです。
ポーラさんによると、このクラスを利用する客は「エコノミーよりも少しだけいい特典に“酔いしれている”」とのこと。不平が多く、手に入る物はすべて求めてくるのだとか。
一方、最も高い金額が設定されているファーストクラスの乗客は温厚な人が多く、ビジネスクラスも多くの特典に慣れていて、礼儀正しいとのこと。気になるエコノミークラスの乗客について、ポーラさんは「最もおおらか」と褒めたたえています。
ただし、ポーラさんが最後に明かしたのは、座席のクラスを問わず「最も厄介な乗客」の存在。それは、インフルエンサーのようなSNSのトレンドの仕掛け人。彼女いわく、インフルエンサーはフライト中にドラッグやアルコールの影響を受けている場合が多く、「問題は、インフルエンサーが乗るドバイ行きやラスベガス行きの路線にある」と明かしています。
【主な参考記事】
Yahoo!. Flight attendant reveals which class of passengers is the ‘most demanding’ — and it’s not who you think. February 6 2025