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2018/6/6 11:00

【フランス人の必須品】ドイツ版ドンキ「リドル」の「2600円電気グリル」レビュー

フランスで人気のドイツのスーパーマーケット「リドル」。そのオリジナルブランド「シルバークレスト」の電気グリル器は人気家電で、毎年マイナーチェンジをしながら、長期にわたって売れ続けています。先日発売されたモデルは、鉄板を交換するだけでクロックムッシュー(ハムやチーズを挟んだフランス定番のホットサンド)やワッフルが焼けるというもの。シンプルな操作で1台3役をこなす万能調理家電ですが、価格は19,99ユーロ(約2600円)と格安。今回は、実際に使用してみた感想をレポートします。

 

カフェメニューが自宅で簡単に作れる!

フランスのカフェの定番メニューでもあるクロックムッシューは、基本的にパンとチーズ、ハムがあれば簡単に作れるので、家庭でもよく食べられているホットサンドです(写真上)。フランス人が好きなこれらの食材を鉄板のうえに置き、挟むだけで調理が済むので、このグリル器は一般的なフランス人家庭に必ず一台はある、と言っても過言ではないほど人気なのです。

 

クロックムッシューはテイクアウトや学校給食にも出る一方、夜を軽めに済ませるときなどにサラダと一緒に食べる家庭も多いのです。フランス人は朝食で塩気のあるものをあまり摂りませんが、操作が手軽なので、晩ごはんだけでなく、朝食の際にも活躍しそうです。

その一方、ワッフルは、クレープのようにジャムやチョコスプレッドといった好みのトッピングをのせて楽しめるので、来客時やホームパーティーのおもてなしにもピッタリです。でき立てのワッフルをみんなで囲み、好きなトッピングをのせながら、ワイワイと盛り上がる。日本の手巻き寿司感覚のように、賑やかな食卓になることは間違いありません。

グリル機能も注目すべき点です。肉や魚、野菜を焼けば、こんがりと焼き目が付くうえ、余分な脂も落としてくれるので、ヘルシーで美味しい仕上がりに。グリル用鉄板のサイズは、フランスで人気の「イタリアンホットサンド」や、生ハム、モッツァレラチーズ、そしてトマトを挟んだ「パニーニ」作りにも適しており、工夫次第で幅広い用途に使えそうです。

この鉄板は付け外しも簡単。サイズもコンパクトなので、お手入れもラクにできます。台所が狭くても置き場所を選ばず、場所を取らないで済むところも、日常使いの家電としてはポイントが高いのではないでしょうか。

 

シンプルな操作性、コンパクトなデザイン、そしてリーズナブルな価格

このように、鉄板を取り替えるだけで1台3役をこなせるパフォーマンス性の高さや、食材を入れて挟むだけというシンプルな操作性、手入れしやすいコンパクトなサイズが、この電気グリル器の魅力です。

クロックムッシューやワッフルが焼ける調理機器には、15ユーロから100ユーロを超えるものまで幅広い種類があります。そのなかでもシルバークレストの製品は機能と価格のバランスと、手入れや置き場所を選ばないコンパクトさが抜群。多くの消費者から支持されているのも納得です。