ワールド
2019/4/9 21:00

335mの高さから見下ろす摩天楼! ニューヨークの新名所「ハドソンヤード」の眺めがやばそう

ニューヨークの街に新しい一大観光スポット「ハドソンヤード」がオープン。芸術的かつ斬新なデザインの建物や、ニューヨークで最も高い場所にある屋外展望台など、マンハッタンで過去最大級という不動産開発で生まれたこの場所は、見所も話題にも事欠きません。

 

NY史上最大規模の開発プロジェクト

Photo courtesy of Francis Dzikowski for Related-Oxford

 

ニューヨークのウェストサイドにある鉄道用地で、ニューヨークで過去最大級の不動産開発プロジェクトとして進められている「ハドソンヤード」。オフィスビルのほか、高級百貨店やレストランなどが入る商業施設、高級ホテル、高層マンション、学校や文化施設などが建設される大規模計画です。そんな巨大プロジェクトのなかでグルメやショッピングができる施設が2019年3月15日についに開業。さっそく多くの人々が訪れ、NYの最新観光スポットになっています。

 

芸術的すぎる建物

2019年3月15日にオープンしたVessel (Photo courtesy of Michael Moran for Related-Oxford)

 

ハドソンヤードの目玉となり最も印象的な建物が、体験型アートとも呼べる「ベッセル(Vessel)」。イギリスのデザイナー、トーマス・ヘザウィックがデザインしたこの建物は、154の階段と80の平坦なスペースがまるで蜂の巣のように配置され、頂上まで登っていくことができるんです。1階から建物を見上げたときも、内部から登っている途中の光景も、フォトジェニックなスポットがたくさん。合計でおよそ2500段もの階段を登っていくと、高さ約46mの頂上まで辿りつくことができます。

 

入場料無料ということもあり、さっそく行列ができているそう。カメラを手に、写真を撮ったり周囲の景色を楽しみながら、このアートな空間を楽しんでみたいものです。ちなみに「ベッセル」という名前はまだ仮のもので、後日新たな名前がつけられるかもしれません。

 

西半球で一番高い展望台

2020年初期にオープン予定のEdge (Photo courtesy of Related-Oxford)

 

また、ハドソンヤードでさらに注目しておきたいのが屋外展望台の「エッジ(Edge)」です。高さ335mの場所に、ビルから突き出たような形で展望スペースが出現。しかも床はガラス張りで屋外型の展望台となっているんです。ニューヨークの展望スポットといえば、高さ320mのエンパイア・ステート・ビルの展望台や、高さ259mのロックフェラーセンターの展望台がありますが、それらを超えてニューヨークで一番高い場所から摩天楼を見下ろすことになるわけです。屋外展望台としては西半球で1番、世界では5番目に高い屋外展望台となるこのエッジは現在建設が進められていて、2020年のオープン予定です(ついでに、スカイツリーの天望デッキの高さは350m、天望回廊は450m)。

赤丸で囲んであるのがEdge。すべての建設が終わるのは2024年の予定

 

ただ新しいだけでなく、「一度は行ってみたい」と思わせる魅力があふれるハドソンヤード。ニューヨーク観光の際は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?