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2019/4/10 17:30

え! あの具材も好きなの? 日本在住外国人が大好きな「おにぎり」3選

先日、イチロー選手の引退会見で話題になったトピックのひとつが「おにぎり」。日本の伝統食としてもおなじみですが、外国人はどんな具材が好きなのでしょうか? 理由とともに聞いてみました!

 

【今回お話を伺った日本在住外国人のみなさん】

↑チリ・バルパライソ出身のバビエル・エスコバルさん。20代ジャーナリスト。2018年に来日

 

↑コンゴ・リカシ出身のグレイス・キテバさん(40代)。2017年に来日。機械製造会社に勤務

 

↑韓国・釜山出身のイム・イク・ジェさん。来日して7年になる20代のマーケター

 

意外にもシンプルな具材が好評

[その1]しゃけ

バビエルさんが断トツで好きな具材はしゃけ(サーモン)。その理由には、お国柄が関係していました。なぜならチリはサーモン大国。日本でもスーパーなどでチリ産のアトランティックサーモンを見かけることはあるでしょう。それだけに、チリ人にとってサーモンは定番の魚とのこと。

 

「サーモンは子どものころから食べているおなじみの魚さ。だから、おにぎりでもお寿司でもサーモンが一番好き。家でも常にしゃけフレークを常備しているぐらいだよ」と言うバビエルさん。

「おにぎりはコンビニで買うことが多いね。日本のお米はスゴくおいしいし、海苔やサーモンとの相性も抜群! サーモン好きだから、一度に2個買っちゃうこともあるよ」

 

[その2]ツナ

日本人が好きなおにぎりの具材でトップの人気を誇るのがツナ。ツナはマグロのことで海外でもなじみ深い魚ですが、コンゴ出身のグレイスさんは、おにぎりならツナが一番好きだそうです。

 

「おにぎりのツナは、缶詰のツナにマヨネーズを混ぜたような味が一般的だよね。僕はお寿司でもマグロは好きだけど、おにぎりはあのオイルっぽい味がすごく好きなんだ。マグロの脂はDHAをたっぷり含んでいるから健康的だし」と語るグレイスさん。

「あと、ツナのおにぎりって普通のものと和風ツナがあるよね。和風は海苔のしっとりした食感が好きなんだけど、味付けなら普通のツナのほうが好きかな。でも普通のツナおにぎりは、パリパリの海苔の組み合わせが多いよね。しっとりした海苔で、和風じゃない味付けのツナがもっとあってもいいと思うよ」

 

[その3]卵黄

在日歴が長いイムさんが好きなのは、卵黄が具材に入ったおにぎり。日本のおにぎりをいろいろ食べてきたなかで、シンプルな具材のほうが好きではあるものの、卵黄のおにぎりは衝撃的だったそうです。

 

「商品名は卵黄だったり、卵かけごはん風だったりと様々。最初に言わせてほしいのが、最近は卵黄おにぎりを売っている店を見かけないってことです。一時期はほとんどのコンビニに置いてあったんですけどね。口コミではファンも多いようですし、定番化してもいいと思います」と話すイムさん。

「特徴はジューシーさですね。トロっとした濃厚なテクスチャーと、卵黄と醤油がひとつになった味わいが最高においしいんです。卵系でいえば、オムライスのおにぎりとかもあって悪くないんですけど、僕はやっぱり卵黄おにぎりが一番。ちなみに、日本のおにぎりには韓国のりじゃなくて日本の海苔の方がやっぱり合うと思います」

 

花見やピクニックにも活躍してくれるおにぎり。外国の知人が来る際は、ぜひ本稿をご参考に!

 

協力: LIFE PEPPER https://lifepepper.co.jp/