最近、海外では、ある夫婦がシンガポール空港を訴えています。フライトに問題があったようですが、快適になるはずだった空の旅を何かに邪魔されたようです。
この夫婦はパリ発シンガポール行きの飛行機に搭乗。プレミアムエコノミークラスの座席に座っていると、どこからか不思議な音が聞こえてきたそうです。「鼻息がずいぶん荒いけど、夫のスマホからかな」と妻は最初に思ったとか。
しかし、さらに周りをよく見て、彼らは驚きました。その音の出所は犬だったのです。
この夫婦の隣に座った人がエモーショナルサポート犬(精神疾患がある人の情緒面をサポートする犬)を同伴しており、この犬の頭が夫の足元にあったそうです。
しかも、この犬は高度3万フィート(約9100メートル)でおならを連発。シンガポールに到着するまでの13時間、辺り構わず、ずっとおならをしていたそうです。
耐え切れず、夫は隣の乗客に文句を言いますが、この犬を通路に置いておくと機内サービスを邪魔してしまうと言い返されます。そこで、席の移動を客室乗務員に申し込んだそうですが、結局、エコノミークラスの最前列の席になり、まさかのダウングレード……。
このようなことが起きて、この夫婦はシンガポール空港にチケットの払い戻しを要求。同空港会社側は、この夫婦には搭乗前に席がエモーショナルサポート犬の隣であることを伝えるべきだったと述べ、おわびの印として95ポンド(約1万7000円※)分のトラベルバウチャーを渡したそうですが、「こんなものでは不十分だ」とこの夫婦の怒りは収まっていないそうです。
※1ポンド=183.5円で換算(2023年9月12日現在)
【出典】
Daily Star. Couple sue airline over ‘farting dog’ that ‘ruined their 13-hour flight’. September 10 2023