最近、欧米のメディアでは「小さいキッチン」に関する記事をよく目にします。「狭いキッチンをいかに使うべきか」悩んでいる人が少なくなさそう。どんなアイデアが生まれているのでしょうか?
調べていると、驚くような発想を見つけました。
それは、キッチンのシンクに蓋をして調理スペースを広げること。
「これは思い付かなかった!」という人は少なくないのではないでしょうか? 一般的に考えたら、日本の住宅でシンクを活用する場合、その横に設置する水切りトレーが思い浮かぶでしょう。確かにこれで調理台は拡張されているかもしれませんが、活用しているのはシンクの一部分だけ。「キッチンシンク用目隠しフタ」もありますが、シンク全体に蓋をして調理スペースを拡大するために設計された物ではなさそうです。
シンクを完全に蓋で塞ぐという発想が、どうして私たちにあまりなかったのか? ついつい考えてしまいますが、それにはそれで不便なこともあります。水で食べ物を洗えなかったり、汚れた調理道具や食器の置き場所に困ったり……。
でも、今回のアイデアを見ると、いつもシンクをオープンにしておく必要もないことが分かります。料理をたくさんしなければならないときや親子で料理をするときには、広い調理スペースが必要。そんな場合にはシンクの上のスペースを少しだけ拡張するなんていわず、もっと大胆に考えて、シンク全体に蓋をして調理台に変えちゃうのもアリでしょう。
料理の状況に応じてシンクの使い方を変えてみると、キッチンが広く見えるようになるかもしれません。
【出典】
Livingetc. How do I make the most of small kitchen countertops? Experts reveal 4 clever tips to maximize space. November 5 2023