タンブラーの口当たりをはじめとした実際に使った印象は、製品購入時に大いに気になるものの、通常店頭ではこれらを試すことはできません。ここではそんな重要なポイントをスタイリストの佐々木 誠さんが実際にチェックし、ガチにインプレッションしました。洗いやすさ/持ちやすさ/口当たりの3項目をそれぞれ5点満点で採点していきます。
私がテストしました! スタイリスト佐々木 誠さん
GetNaviをはじめモノ&ファッション誌を中心に活動。幅広いジャンルのスタイリングを手掛けている。
佐々木さんによると「飲み口が薄いとすっきり感が、 厚いとまろやかさが強調されます。 普段使うカップに近いものを選ぶ と失敗しにくいです」とのこと。それでは早速、代表4製品を比べていきましょう。
【エントリーNo.01】象印マホービン SX-DB45
高い保冷・保湿力と丸みのある口当たりの飲み口の450mlモデル。内面がつるつるした仕上げなので、洗いやすく、汚れがキレイに落ちやすいです。実売価格1860円。
【洗いやすさ】4点
奥まで手が入るので洗いやすく、すすぎも簡単。食洗機にも対応します。
【持ちやすさ】4点
450mlという大容量。その割に下部に窪みがあるため、持ちやすい。
【口当たり】4点
金属感が多少口に残ります。丸い飲み口はやわらかい口当たりです。
【エントリーNo.02】サーモス JDE-420
真空断熱構造の420mlタンブラー。外側はほとんど熱くならないので持ち心地は極めて良好。丸洗いができ、食洗器の利用も可能なのも便利です。実売価格1560円。
【洗いやすさ】4.5点
底が浅く、スポンジを入れやすいです。すすぎもスムーズにできます。
【持ちやすさ】5点
ピッタリ手に収まるサイズ。真ん中をつかんでも無理なく持てました。
【口当たり】4.5点
飲み口の大きさは一般的なコップと同サイズ。とても飲みやすいです。
【エントリーNo.03】ドウシシャ 飲みごろタンブラー 400ml
表面の結露や熱を防ぎ、常に快適な持ち心地で飲めます。暖冷どちらの飲み物にも対応し、いつでも飲みごろのちょうどいい温度を保ちます。実売価格1300円。
【洗いやすさ】5点
水洗いはスムーズ。サイズが小ぶりで深さがなく、手洗いが楽です。
【持ちやすさ】4点
全体的にはかなり細身ですが、下部が太めで、少し持ちにくいです。
【口当たり】4点
飲み口の大きさは標準的で、口に当てやすいです。薄手で口当たりも上々。
【エントリーNo.04】YAMAZEN マジックタンブラー ITD-450
冷たさや温かさが長続きする450mlの大容量タンブラー。4本セットで1本あたり1000円を切るコスパの高さなので、家族用に買うのもアリです。実売価格3411円(4個セット)。
【洗いやすさ】3.5点
奥が深く、手洗いは多少困難ですが、直線型ですすぎはスムーズ。
【持ちやすさ】3点
下まで太いので、手に余る部分があります。そのぶん容量は450mlと多いです。
【口当たり】3.5点
飲み口が広く、口が小さいとやや辛いです。一気に飲みたいときには◎。
タンブラー大賞:サーモス JDE-420
持ちやすく洗いやすい万能型のサーモス
持ちやすく洗いやすい 万能型のサーモス サイズ感と飲み口が一般的なコップに 近く、総合的に高い実力を示したサー モスが大賞に。420mlという容量の割 に底が浅く洗いやすいのも利点です。
「保温性はどのモデルも高く、2時間の 映画を見ても最後まで氷が溶け切らな いことがほとんどです。一方で持ちやす さは差が生まれてくる部分。サーモス や象印のような手に収まりやすいモデ ルは使いやすいですね」 (佐々木さん)