身の回りの生活用品から食品まで、何から何まで取り揃えている100円ショップ。しかし商品が豊富にありすぎるあまり、見落としているモノも多いかも。そこで本稿では、100円とは思えないお得なアイテムをレビューして紹介しよう!
●「パック牛乳用クリップ」(DAISO)
最近ではキャップ付きの牛乳パックも増えているが、やはり多いのは紙パックの口をビリっと開けるタイプ。「気にしすぎかもしれないけど口が微妙に開いてるのが嫌だ」という声も多く、紙を挟むクリップで閉じるという工夫も一般的になっている。そこでぜひ手に入れたいのがダイソーの「パック牛乳用クリップ」。
牛乳パック専用だけあって、文具のクリップとは形が大きく異なっている。まずは牛乳パックの“頂上”部分にはめ込みながらスライド。かなり楽にセットすることができるが、クリップ下部にある“かえし”部分がパックをしっかりホールドしてくれるため、クリップをつまんで持ち上げてもはずれる気配はなく、安定感は抜群。逆方向にスライドさせれば簡単に外すこともできる。
専用以外のクリップを使った時に面倒なのが、「注ぐ際にいちいち外しておく」ことだ。しかし同クリップなら、あけ口側を上に持ち上げるだけでOK。クリップ後部はしっかりパックにくっついたままで牛乳を注ぐことができる。
さらに注目なのが、「品質保持期限がひと目で分かる」機能。たいていの牛乳はパックの頂上部分側面に賞味期限が記載されているが、ここにクリップを装着してしまうと期限のチェックが困難に。いちいち冷蔵庫から取り出して、クリップを外して確認するという手間がかかってしまう。
しかし、ボディが半透明の同商品なら賞味期限を一発で確認することが可能。半透明なので少し曇りがかった色ではあるが、実際かなり遠くからでも賞味期限を見ることができたので、冷蔵庫に入れたままでチェックするくらいなら全く問題ない。
通常の使用でも「ぴっちり閉まる感じがしていい!」「賞味期限が隠れないのは意外と考えられてるよね」と好評だが、「ヨーグルト作るのに役立ってる」という声もちらほら。最近ではパックに入れたままヨーグルトを作ることができるヨーグルトメーカーが主流だが、発酵させるためパックを閉じるときに利用している人が多いよう。
また、発酵させる前の牛乳とヨーグルトを混ぜる段階で「棒とか使うと雑菌が入りそうだからクリップしてパックを振り回してる」という声も。「横にしてもこぼれてこないくらい密閉される」「牛乳を横置きできるようになった」という声もかなり上がっているが、パッケージには「密封できる製品ではありません。取り付けた紙パックは立てて保存してください」との注意書きがあるのでマネしないように。
牛乳はほかの食品のニオイを吸着しやすい性質があるため、ニオイ移りを防ぐためにもピッタリな同商品。ちなみにクリップは2個入りなので、牛乳の消費が激しい大家族も牛乳好きもぜひチェックしてほしい。