洗濯洗剤を選ぶときに、ポイントになるのが香り。香りは周りの人たちへの配慮も必要になるので、なかなか気を遣います。あの匂いはいいけど、これはキツい。香りが強過ぎてもダメだけど、かといって無香だとちょっと味気ない……。でも、そんな悩みを解決してくれそうな洗剤が生まれました。
それが「PROUDMEN.×pasha basha」のコラボ洗剤。現在クラウドファンディングのMakuakeでキャンペーンを展開している本製品は、すでに目標金額の394%となる120万円近くを集め(4/6時点)、一般販売に向けて弾みをつけています。
このコラボ企画は2019年3月にスタート。pasha bashaを作る株式会社サンワードは、1981年に日本で初めて洗剤にドライクリーニング溶剤を配合したメーカーで、それからずっと無香料の洗剤しか作ってきませんでした。その理由はお客さんのためにと思って取り入れた香りが、かえってお客さんの迷惑になる可能性があるから。
しかし、そんな同社の社長や男性スタッフたちでさえも愛用しているのが、プラウドメンのスーツリフレッシャーでした。サンワードは他社とのコラボも、香り付き洗剤の開発も経験したことがありませんでしたが、「ほのかに香る」プラウドメンのスーツリフレッシャーとなら「自分たちが欲しいと思う商品」を作れると確信し、挑戦することを決めます。
4月から商品の共同開発が始まりました。そこには国家資格を持つプロのクリーニング師も参加。「優しく洗いながら汚れやニオイはしっかりと落とし、好きな香りだけを衣類に残す」というコンセプトのもと、両社は試行錯誤を何度も繰り返します。そして12月〜今年1月に「DELICATE WASH」「DAILY WASH」「FABRIC CONDITIONER」という3つの試作品が完成しました。
これら3種類の洗剤は、香りだけでなく清潔さにも妥協していません。本製品は植物系ドライクリーニング溶剤を家庭用に独自に配合。この溶剤は一般的な石油系ドライクリーニング溶剤よりも環境に優しく、洗浄力も高いというのが特徴です。いずれもプラウドメンのグルーミング・シトラスの香りを配合。以下に3商品について簡単に説明しておきましょう。
① DELICATE WASH【おしゃれ着用洗剤】
ニット、シャツ、デニム、カットソー、ワンピース、ランジェリー等の大切な衣類を洗濯機のドライコースで洗濯する際に使う。すすぎは1回。
正味量: 400ml(通常使用量で20回分)
使用量: 30Lの水に対して20ml使用
② DAILY WASH【普段着用洗剤】
タオルや靴下、肌着といった普段洗濯機で廻し洗いしているものを洗濯機で洗う際に使用。すすぎは1回。
正味量: 400ml(通常使用量で約26回分)
使用量: 30Lの水に対して15ml使用
③ FABRIC CONDITIONER【柔軟仕上げ剤】
すべての水洗い可能なものに対して、洗濯機の柔軟剤投入口に入れて使う。
正味量: 400ml
使用量: 30Lの水に対して20ml使用
PROUDMEN.×pasha bashaのコラボ洗剤は、2020年3月にMakuakeでキャンペーンを開始。サンワードは、1人でも多くの人たちにこの商品を知ってほしいと思い、先行販売の場としてクラウドファンディングを選んだそうです。この試みはすぐに功を奏しましたが、成功の要因には、2017年に国産のおしゃれ着用洗剤としてグッドデザイン賞を受賞したこともあるpasha bashaが、もともと優れた洗剤だったこともあるでしょう。また、周りの人たちにも不快感を与えないプラウドメンがサンワードの「無香料ポリシー」と合っていることも、クラウドファンディングがうまく運んでいる別の理由かもしれません。
その一方、プラウドメンも今回のコラボによって汎用性が広がりました。プラウドメンはこれまでにスーツリフレッシャーだけでなく、グルーミングバームやボディケア、スキンケア、靴下用消臭剤などの商品も展開していましたが、今後はその商品リストに洗剤も加わります。
Makuakeでのキャンペーンは4月13日まで。商品は同日以降にまず支援者へ発送され、その1週間後には一般販売も開始される予定です。洗濯のレベルも上げてくれそうなPROUDMEN.×pasha bashaの洗剤3種。洗濯洗剤の香りで悩んでいる方は試してみてはいかがでしょうか?